日本料理文化史―懐石を中心に

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  • サイズ A5判/ページ数 267p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784409540633
  • NDC分類 383.8
  • Cコード C3039

出版社内容情報

大饗料理、本膳料理、精進料理、そして懐石の誕生――日本料理の原点の特質と変遷。

内容説明

今や世界的ブームになっている日本料理の原点は懐石料理にある。その特質と背景にせまる初めての試み。NHKテレビ「趣味悠々」の「懐石の心にふれる」に出演した著者が、懐石の歴史をまとめる。

目次

第1部 懐石誕生(懐石の誕生;近世公家の懐石;千家茶会記にみる懐石;茶書にみる懐石の心得)
第2部 懐石以前(大饗料理;本膳料理;精進料理;食の作法)
第3部 料理文化の背景(中世の食文化点描―大工・荘園・都市;日本の食事文化における外来の食)

著者等紹介

熊倉功夫[クマクライサオ]
1943年東京生まれ。東京教育大学文学部史学科卒業。日本文化史専攻。文学博士。京都大学人文科学研究所講師、筑波大学教授を経て、1992年より国立民族学博物館民族文化研究部教授
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感想・レビュー

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俊介

4
本来なら一口に日本料理といっても幅広いのであろうが、本書では主に、貴族や武士、金持ち町人たちが宴などのハレの場面で食べていた料理に絞り、その歴史を辿る。 言わば宴会料理の歴史だ。平安時代から江戸時代までのその発展を、文献に残されているメニューを丹念に追いながら解説する。当時は「料理名」という概念は無く、文献には、使われた素材と「焼、和える」などの調理法が書かれてるに過ぎない。それでも読んでいると、結構美味しそうだ。。改めて思うのは、宴会(=お酒でワイワイやる)が好きなのはいつの時代の人も一緒なのだなと。2019/09/04

チュルちゃん

0
一汁三菜が懐石料理の言葉とは知らなかった。そして、懐石料理が茶の湯の料理という事も知らなかった。 楽しむには自分の知識が足りなさすぎたかなという印象。 井伊直弼の流儀が完成しなかったのは残念。2021/07/22

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