内容説明
海の視点からみた知られざる日本人移民の姿。海と深い関わりをもつ生活を送る「海の民」を中心に、その生業の実態のみならずその社会や文化について、ジェンダーの視点も加えながら考察。主に19世紀後半から強制収容もあった戦時、今日にいたるまでの歴史が、綿密なききとりも交えて描き出される。
目次
序章 なぜハワイの「海」なのか
第1章 ハワイへの路―移動する海の民
第2章 ハワイにおける日本の海の民
第3章 サンパン漁業の最盛期―漁業の実態と漁村の社会生活
第4章 太平洋戦争とサンパン漁船の消滅
第5章 漁業の復興と沖縄の漁業研修生
終章 今日におけるハワイの水産業の現状と日本の海の民の文化
著者等紹介
小川真和子[オガワマナコ]
東京都出身。2004年ハワイ大学アメリカ研究学部大学院博士課程修了。Ph.D.独立行政法人水産大学校講師、准教授を経て、立命館大学文学部教授。専門はアメリカ研究。主に漁業移民、日米関係史研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
-
- 和書
- ソネット集ダイアナ