シングルの人類学<br> シングルのつなぐ縁―シングルの人類学〈2〉

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シングルの人類学
シングルのつなぐ縁―シングルの人類学〈2〉

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  • サイズ A5判/ページ数 296p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784409530474
  • NDC分類 367.4
  • Cコード C3039

出版社内容情報

人は絆をもとめずにいられない? 家族から社会から離れ、いったん「ひとり」になった個としての人間がふたたびつながろうとするとき。好評既刊『境界を生きるシングルたち』の続編。

【著者紹介】
1972年生。東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所准教授。 著書『結婚と死をめぐる女の民族誌―ケニア・ルオ社会の寡婦が男を選ぶとき』(世界思想社、2008)、編著に『やもめぐらし――寡婦の文化人類学』(明石書店、2007)、『セックスの人類学』(共編、春風社、2009)、『「シングル」で生きる―人類学者のフィールドから』(お茶の水書房2010)

内容説明

血縁家族をつくらない人たちに注目する。既存の家族から離脱した個としてのシングルたちが、新たな縁を結んでいく様を分析することで、宗教共同体、友人、家族、国家の関係性、ネットワーキングのありかた、人の絆の概念の再考を迫る。人は絆をもとめずにいられない?

目次

1 シングル神話をこえて(ウソと縁―あるホームレス的存在者の虚実;「家族」という語のない社会の「ひとり」―パプアニューギニア、テワーダの事例から;モルギーさんは女神になるのか―北インド農村における「シングル」と女神信仰;シングルを否定し、肯定する―日本のセックスワークにおける顧客と恋人との関係をめぐって)
2 独身者はつらいよ(韓国農村における国際結婚―シングルを忌避する民族文化と多文化化のパラドクス;愛情とお金のあいだ―トルコの都市における経済的貧困と女性の孤独)
3 絆を再編する(ひとりで生きていくことを学ぶ―フランス・パリ地域、マグレブ系移民の家族事情;トランスナショナルな家族の縁―コモロ人移民女性と子供たちによる家族の再編;災害復興地で再編される「個」と関係性―新潟県旧山古志村の高齢者の語りから)
4 「家族」をつくる(ヘテロノーマティブな家族と選び取る家族―日本におけるゲイ男性と家族との関係をめぐって;関係性のなかのシングル―現世を放棄したヒジュラたちがつくる親族の紐帯;アフリカ系アメリカ人の地域社会と家族―宗教的家組織の形成からみるオリシャ崇拝運動;ケニアの村落と町・都市をまたぎ生きるシングル女性たちの素描)

著者等紹介

椎野若菜[シイノワカナ]
1972年生まれ。東京都立大学大学院社会科学研究科博士課程単位取得退学。東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所准教授。博士(社会人類学)。社会人類学、東アフリカ民族誌学、近年はフィールドでの出産と子育てに関心(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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とよぽん

17
カタカナ表記の外来語には、日本語のニュアンスを上手に無難に響かせる効果があると思う。「シングル」という言葉は「一人」「独身(結婚していない)」「片方の」「単独」等、意味の幅を増して、本質をぼんやりさせてしまう。この本の編者は、序章で社会人類学的な視点から「シングル」の定義や社会の変化、生き方の多様化について丁寧に述べている。日本以外のいろいろな国、地域の問題も掲載され、14人の若手研究者の柔軟なアプローチや考察によい刺激をもらった。 2019/05/07

たまき

1
途中まで!情熱的に生きたインドの寡婦が神として祀られそうになっている話と、家族という語が無い地域でのシングルの話が特に面白かった。後者の、親戚付き合いの広さと男性のみを頭数として数える文化から妻子持ちにも関わらずその他の男性たちとの距離感から孤独を感じる男性/ シングルであるにも関わらず親戚社会に溶け込んでいることから孤独を感じない男性、の対比が印象的でした。2022/06/24

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