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人類の自己家畜化と現代

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  • サイズ B6判/ページ数 201p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784409530283
  • NDC分類 469
  • Cコード C1039

出版社内容情報

感性の衰弱、肉体の弱化、子どもの歯や顎の劣化、道徳心の麻痺、個性の喪失とクローン化…九人の筆者による衝撃的な問題提起。

内容説明

現代人は快適さを追求してついに家畜化した!歯や顎の退化、抵抗力の減退、感性の衰弱、個性の喪失とクローン化…現代文明と「人類の自己家畜化」との本質的な関係と問題の所在を、第一線の研究者が学際的に解明する。

目次

メタファーとしての自己家畜化現象―現代文明下のヒトを考える
人間の自己家畜化を異文化間で比較する
自己家畜化の認知的側面
清潔すぎることの危うさ
いま、子どもの口の中に何が起きているか
ヒトにとって教育とは何か―自己家畜化現象からの視点
ペットと現代文明
ヒトの未来

著者等紹介

尾本恵市[オモトケイイチ]
1933年生まれ。東京大学大学院博士課程中退。理学博士、ph.D.東京大学理学部教授(人類学)を経て、国際日本文化研究センター教授として「日本人・日本文化」に関する学際研究を行う。現在、桃山学院大学文学部教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

マネコ

10
人類の変化と家畜の変化の類似性を指摘した本です。さまざまな分野の専門家が面白い視点で「人は家畜化している」と追及する本は他にないので、ぜひ多くの人に読んで貰いたいです。 読後感としては納得感と一種のバイアスで関連性を決めつけているだけなのか、判然としませんでしたが面白いことには変わりないので折りをみて再読します。2019/08/12

GASHOW

4
ブラック企業などで過労死が問題となると、人類そのものを社会が家畜化しているかもしれない。人類のなかでも民族に差があり、フランス、日本、アフリカの比較が面白い。フォーク・スプーンは機能特化でだれでも使える。箸は習得がむずかしい。てづかみ・・・・。人への負荷が民族によってちがう。フランスの労働は契約なので感謝はない。日本の労働は当たり前なので際限なくつかわれる。2編は面白かった。衛生仮説の話が何故かはいっていて興ざめもあった。2017/02/15

hannah

1
“日本は本質的に人間の多様性には否定的な文化なのではないか。” なるほど〜! だからそういう文化の影響にしっかり浸ってきた年代の人たちはそういう思考なのね、2021/05/23

名前ちゃん

0
タイトルはかっこいいけど亜流若者論やらネットダメ論やら満載 文章は玉石混交2014/08/06

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