出版社内容情報
「核の力が支配する世界が現実だ」と達観していいのだろうか
広島・長崎の経験から核廃絶への具体的な道筋を多角的に探る
歴史学、社会学、メディア論、国際関係論など多彩な視点から「被爆と核」の過去・現在・未来を徹底検証し、被爆地の内側から、そして外側からの視線によって、これまで自明とされてきた記憶を問い直す。諦観を打ち破り、未来への声を上げるための書。
◎目次
序 章 井上泰浩/金栄鎬
第一部 被爆地の状況から
第一章 森瀧市郎の軌跡が問いかけているもの
――非核・非戦の未来に向けて 嘉指信雄
第二章 “Hiroshima”における「復興」の語り 古澤嘉朗
第三章 被爆の国際的アピールの歩みと行く末
――一九七〇年代後半以降の広島市と日本政府の動向を中心に 長史隆
第四章 国際平和文化都市の未来
――広島市平和推進基本条例の制定過程を中心に 湯浅正恵
コラム 平和 取り組みの現場1
ノーベル平和賞を核時代八〇年につなぐ 田中聰司(日本被団協代表理事)
第二部 被爆地への視線
第五章 原爆神話を世論形成したニューヨークタイムズ
-―報道・論調の過去から現在(八〇周年) 井上泰浩
第六章 なぜ原爆投下を記憶し継承するのか
――朝鮮半島出身被爆者の歴史と未来に続く課題 髙橋優子
第七章 『はだしのゲン』は韓国でどう読まれたか
――旧植民地・分断国家における原爆観の過去と現在 金栄鎬
第八章 原爆攻撃機エノラ・ゲイの航路と攻撃開始地点、八〇年後の修正
――足摺岬から東広島市・三永水源地、そして広島 井上泰浩
コラム 平和 取り組みの現場2
『原爆80年』ヒロシマによる全国を対象とした平和学習の本格展開
谷史郎(広島平和文化センター副理事長)
第三部 核廃絶に向けて
第九章 人類は戦争を廃絶できるか――一九五五年ラッセル=アインシュタイン宣言
から考える国際秩序の未来 太田育子
第一〇章 核保有国を含めた核軍縮・廃絶プロセスに向けて
――ヘドリー・ブルの軍備管理論を手がかりに 秦野貴光
【目次】
序 章 井上泰浩/金栄鎬
第一部 被爆地の状況から
第一章 森瀧市郎の軌跡が問いかけているもの
――非核・非戦の未来に向けて 嘉指信雄
第二章 “Hiroshima”における「復興」の語り 古澤嘉朗
第三章 被爆の国際的アピールの歩みと行く末
――一九七〇年代後半以降の広島市と日本政府の動向を中心に 長史隆
第四章 国際平和文化都市の未来
――広島市平和推進基本条例の制定過程を中心に 湯浅正恵
コラム 平和 取り組みの現場1
ノーベル平和賞を核時代八〇年につなぐ 田中聰司(日本被団協代表理事)
第二部 被爆地への視線
第五章 原爆神話を世論形成したニューヨークタイムズ
-―報道・論調の過去から現在(八〇周年) 井上泰浩
第六章 なぜ原爆投下を記憶し継承するのか
――朝鮮半島出身被爆者の歴史と未来に続く課題 髙橋優子
第七章 『はだしのゲン』は韓国でどう読まれたか
――旧植民地・分断国家における原爆観の過去と現在 金栄鎬
第八章 原爆攻撃機エノラ・ゲイの航路と攻撃開始地点、八〇年後の修正
――足摺岬から東広島市・三永水源地、そして広島 井上泰浩
コラム 平和 取り組みの現場2
『原爆80年』ヒロシマによる全国を対象とした平和学習の本格展開
谷史郎(広島平和文化センター副理事長)
第三部 核廃絶に向けて
第九章 人類は戦争を廃絶できるか――一九五五年ラッセル=アインシュタイン宣言
から考える国際秩序の未来 太田育子
第一〇章 核保有国を含めた核軍縮・廃絶プロセスに向けて
――ヘドリー・ブルの軍備管理論を手がかりに 秦野貴光
コラム 平和 取り組みの現場3
『記憶のための装置』を考えるとき 水川恭輔(中国新聞社編集委員)
内容説明
「核の力が支配する世界が現実だ」と達観していいのだろうか。広島・長崎の経験から核廃絶への具体的な道筋を多角的に探る。歴史学、社会学、メディア論、国際関係論など多彩な視点から「被爆と核」の過去・現在・未来を徹底検証。被爆地の内側から、そして外側からの視線によって、これまで自明とされてきた記憶を問い直す。諦観を打ち破り、未来への声を上げるための警鐘の書。
目次
第一部 被爆地の状況から(森瀧市郎の軌跡が問いかけているもの―非核・非戦の未来に向けて;“Hiroshima”における「復興」の語り;被爆の国際的アピールの歩みと行く末―一九七〇年代後半以降の広島市と日本政府の動向を中心に;国際平和文化都市の未来―広島市平和推進基本条例の制定過程を中心に)
第二部 被爆地への視線(原爆神話を世論形成したニューヨークタイムズ―報道・論調の過去から現在(八〇周年)
なぜ原爆投下を記憶し継承するのか―朝鮮半島出身被爆者の歴史と未来に続く課題
『はだしのゲン』は韓国でどう読まれたか―旧植民地・分断国家における原爆観の過去と現在
原爆攻撃機エノラ・ゲイの航路と攻撃開始地点、八〇年後の修正―足摺岬から東広島市・三永水源地、そして広島)
第三部 核廃絶に向けて(人類は戦争を廃絶できるか―一九五五年ラッセル=アインシュタイン宣言から考える国際秩序の未来;核保有国を含めた核軍縮・廃絶プロセスに向けて―ヘドリー・ブルの軍備管理論を手がかりに)
著者等紹介
金栄鎬[キムヨンホ]
広島市立大学国際学部教授。明治学院大学大学院博士後期課程修了、博士(国際学)。専門は政治学・国際関係・現代韓国朝鮮研究
井上泰浩[イノウエヤスヒロ]
広島市立大学国際学部教授。情報通信学会評議員。ハワイ大学マノア校元客員研究員。全国紙記者などを経て現職。ミシガン州立大学大学院博士課程修了(Ph.D.メディア学)。専門は(ソーシャル)メディアの社会政治的影響、米ジャーナリズムなど(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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