1945予定された敗戦―ソ連進攻と冷戦の到来

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  • サイズ B6判/ページ数 370p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784409520628
  • NDC分類 210.75
  • Cコード C0021

出版社内容情報

「ユーラシア太平洋戦争」の末期、日本では敗戦を見込んで、帝国崩壊後の東アジアをめぐる様々な分析が行われていた。その実態とは。

「ユーラシア太平洋戦争」の末期、日本では敗戦を見込んで、帝国崩壊後の世界情勢をめぐる様々な分析が行われていた。ソ連の対日参戦が、中国での共産党の勝利が、朝鮮支配をめぐる米ソの対立が予測され、そしてアメリカへの降伏のタイミングが、戦後日本の生存を左右することも知られていた。アメリカ主導の「太平洋戦争史観」を超え、アジアにおける日ソ戦争の焦点化にまで取り組んだ野心作。

序 章 「ユーラシア太平洋戦争」と日本

第1章 アメリカより身近な隣国―戦前日本のソ連認識
ユートピアの夢
希望の国、ソ連
ソ連との同盟
アジアの一員としてのロシア人
日本社会のアメリカ人
日本社会のロシア人
大東亜共栄圏とロシア人

第2章 毛沢東の魅力?―日本の中国評価
中国共産党研究
日本軍による評価
モスクワと延安の不協和音
延安承認へ

第3章 「半島」の後継者は誰か―日本の朝鮮観察
朝鮮独立運動と共産主義
朝鮮をめぐる米ソ中の思惑―一九四四年

第4章 終戦への方途―米ソ不仲への注目
ソ連との外交ゲーム
「和平打診者」とアメリカ
モスクワとワシントンの不協和音

第5章 対米戦の終結方法―北上する米軍、南下するソ連軍
実現不可能な二正面作戦
終戦の始まりとしての朝鮮作戦

第6章 日本の降伏と植民地帝国の崩壊
「黙殺」から降伏へ―最後の二〇日間
ソ連の参戦とアメリカの原爆投下
大日本帝国の崩壊

第7章 消えた「戦争と終戦」の記憶について
日本人が見た戦争の終結とその後
「日本の戦争史」の変遷


終 章 「ユーラシア太平洋戦争」理解のために

【著者紹介】
小代有希子(こしろ・ゆきこ)東京外国語大学、東京大学大学院を経て、フルブライト奨学生として米国コロンビア大学院に留学し一九九二年歴史学博士号を取得。米国大学で教鞭をとった後、二〇〇六年より日本大学国際関係学部教授を務める。著書には本書の原著Imperial Eclipse: Japan’s Strategic Thinking about Continental Asia before August 1945 のほか、Trans-Pacific Racisms and the US Occupation of Japan(二〇〇一年大平正芳賞受賞)がある。

内容説明

日本は敗戦を見込み、予測していた。ソ連の対日参戦を、中国での共産党の勝利を、そして朝鮮支配をめぐる米ソの対立を。戦前から緊密だった日本とソ連の関係も踏まえ、日米戦争に留まらない“ユーラシア太平洋戦争”としての本質を描きとる。

目次

序章 「ユーラシア太平洋戦争」と日本
第1章 アメリカより身近な隣国―戦前日本のソ連認識
第2章 毛沢東の魅力?―日本の中国評価
第3章 「半島」の後継者は誰か―日本の朝鮮観察
第4章 終戦への方途―米ソ不仲への注目
第5章 対米戦の終結方法―北上する米軍、南下するソ連軍
第6章 日本の降伏と植民地帝国の崩壊
第7章 消えた「戦争と終戦」の記憶について
終章 「ユーラシア太平洋戦争」理解のために

著者等紹介

小代有希子[コシロユキコ]
東京外国語大学、東京大学大学院を経て、フルブライト奨学生として米国コロンビア大学院に留学し1992年歴史学博士号を取得。米国大学で教鞭をとった後、2006年より日本大学国際関係学部教授を務める。著書にはTrans‐Pacific Racisms and the US Occupation of Japan(2001年大平正芳賞受賞)がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

Toska

11
実は日本には高度な終戦戦略があり、戦後アジアにおけるアメリカの一人勝ちを防ぐため、わざと粘ってソ連を参戦させてから降伏したという主張。興味深い仮説だが、それ以上のものではない。当時の日本は国体護持や武装解除、戦犯の処罰など様々な問題を抱えており、時間が経つほど不利になった筈。戦後の国際秩序だけを気にして悠長に戦争を引き伸ばす余裕があったのだろうか。具体的に誰がその戦略とやらを組立てたのかも見えてこない(軍部?外務省?天皇?)。2024/03/17

ナリボー

5
6/10 戦時、日本は国際情勢を大きく見誤って無謀な作戦により多くの犠牲が払われたという一般的な解釈に対して、政府は国際情勢を綿密に観察していてソ連の対日参戦は国民も含めて予知していたという論点は新しく、試みとしては面白かった。2021/05/21

Naoya Sugitani

4
かなり刺激的な内容。ソ連参戦や戦後の冷戦までを日本の指導者層はかなり正確に予想していたというものである。戦前の日本は国際情勢を解せずに無謀な戦争に突入したという通説的なイメージを覆した。戦争の教訓は国家が戦争を扇動し、熱狂した国民が戦争に闇雲に突き進んだのではなく、「自分たちが何をしているのか、政府が何をしているのかを承知して、世界がどう動ているのかを把握していても…破壊と破滅と無辜の死を避け」られなかった事実こそがかつての大戦の教訓である、という著者の指摘は重い。広く読まれるべき一冊だろう。2019/04/07

フンフン

4
お話にならないコジツケ論。著者は米国の大学で教えたこともあるようで、本書はもともと英文で書かれたものを著者自身で日本語に書き直したものらしい。英語の方はそれだけ堪能なのだろうが、日本語能力はどうも疑問である。「邀撃」を「激撃」と間違えたりするなど、単純な誤植ではなく、「邀撃」という言葉自体知らないのであろう。「待つあるを恃む」の現代語訳を「『待つ』ということを頼みにして」としているところなど、噴飯ものである。著者は『孫子』の言葉も知らずに、戦時中の軍人が書いた文書を読んでいるものと見える。2016/02/26

カラコムル711

4
 なぜ東郷らはソ連との和平工作に拘ったのか。著者は新たな推論をする。あえて、ソ連の参戦を呼び込んで終戦するという方策だ。 和平をソ連は拒否すると、ソ連側が和平の道を閉ざしたのだ、自分らは和平を求めていたのだという証拠にする。ソ連が参戦し、それはアメリカを牽制する。米ソの対立も計算の上だ。そしてアメリカに降伏する。中国、朝鮮は混乱に陥る。中国は内戦になるが、毛沢東は、ソ連の下風に立つ気など無いし、アメリカも蒋介石に手を焼く。朝鮮は分割される。この混乱と米の冷戦戦略を利用して国力を回復させる。こんな構想だ。 2016/01/25

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