出版社内容情報
言語は現実をありのままに映し出すのか。「言語論的転回」以降の歴史叙述を問い直す。
内容説明
言語は現実をありのままに映し出すのか。「言語論的転回」以降の歴史叙述を問い直す。
目次
歴史叙述の技法(史料の歴史学―英領インド国勢調査資料の由来(三瀬利之)
テクノロジーと記録の社会性(佐藤健二))
史実のなかのフィクション、フィクションのなかの史実(歴史、テクスト、ブリコラージュ―一七・一八世紀のイエズス会宣教師の記録を読む(斎藤晃)
フィクション抜きの史実は存在するか(富山太佳夫))
ナショナル・ヒストリーの生成(ウズベキスタンの新しい歴史―ソ連解体後の「国史」叙述のいま(帯谷知可)
ナショナル・ヒストリーへの「欲望」(成田龍一))
歴史叙述の主体と客体(物語ること(春日直樹)
歴史叙述の主体性と責任―ナチズムとドイツの歴史家たち(野村真理))
アメリカにおける日本研究―言語論的転回以降の人類学と歴史学(J・ヴィクター・コシュマン)
「歴史」パラダイムの終焉と今後の課題(岩尾龍太郎)〔ほか〕
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- ヒトの分子遺伝学