出版社内容情報
「建安文学」を花開かせた曹操の文学宣揚に注目しながら、三国時代における文学の展開を描く。
英雄が戦いに明け暮れた三国時代は、文学が始めて文化としての価値を謳歌した時代である。文学を逍遥することにより、儒教中心の価値観から権力をとりもどした曹操の果断とはいかなるものだったのか。三国志の英雄たちから文学と儒教の関係をよみとく。
第一章 抱きし子を草間に棄つ
1 黄巾の乱
2 董卓の専横
3 荒廃する洛陽
第二章
内容説明
文学を逍遙することにより、儒教中心の価値観から権力をとりもどした曹操の果断とは?「建安文学」を花開かせた文学宣揚に注目しながら、三国時代における文学の展開を描き出す。文学から見る「三国志」!
目次
第1章 抱きし子を草間に棄つ
第2章 征西将軍とならん
第3章 酒にむかえば当に歌うべし
第4章 文章は経国の大業
第5章 高樹 悲風多し
第6章 益州疲弊せり
第7章 夜中 寐ぬる能はず
第8章 詩は情に縁る
終章 中国文学史上における三国時代の位置
著者等紹介
渡邉義浩[ワタナベヨシヒロ]
1962年、東京都生まれ。 筑波大学大学院博士課程歴史・人類学研究科修了。専門は中国古代史。現在、早稲田大学文学学術院教授。三国志学会事務局長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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