内容説明
十八世紀に活躍した天才科学者兼神秘思想家スウェーデンボルグの神学が従来のものと異なり新しいキリスト教の提唱であること、それは人類古代の原宗教に源を発するものであることを、古代エジプト、ギリシア、ユダヤをはじめさまざまな国々の宗教に照らし合わせて検証する。優れた思想家の優れた思想を全体展望する労作。
目次
第1部 キリスト教の革新(創造の神;受肉した救済神の謎;聖言による啓示と「原宗教」の循環 ほか)
第2部 原宗教の一万年史(人類の二類型―天的人類と霊的人類;幻の「原宗教」―原古代教会;世界に拡がった古代教会 ほか)