フロイト著作集〈第6巻〉自我論/不安本能論 (新装版)

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フロイト著作集〈第6巻〉自我論/不安本能論 (新装版)

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  • サイズ A5判/ページ数 482p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784409340608
  • NDC分類 146.1
  • Cコード C3011

内容説明

『隠蔽記憶について』『本能とその運命』『無意識について』『悲哀とメランコリー』『快感原則の彼岸』『集団心理学と自我の分析』『自我とエス』など精神分析の基礎理論に関する19論文を収録。

目次

防衛―神経精神病
隠蔽記憶について
精神現象の二原則に関する定式
精神分析における無意識の概念に関する二、三の覚書
想起、反復、徹底操作
本能とその運命
抑圧
無意識について
精神分析的研究からみた二、三の性格類型
悲哀とメランコリー
快感原則の彼岸
集団心理学と自我の分析
嫉妬、パラノイア、同性愛に関する二、三の神経症的機制について
自我とエス
マゾヒズムの経済的問題
エディプス・コンプレクスの消滅
神経症および精神病における現実の喪失
制止、症状、不安
終りある分析と終りなき分析

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

夜間飛行

159
主要論文を発表順に載せており、フロイトの全体像が見渡せる。中でも、幼時の自体愛から対象リビドーと自我本能に導かれて現実自我へ発展する話が、今の自分に響いた。初期の自体愛では差し出された対象を快感として受け取るか、不快感として外に押し出すか…を繰り返すようだ。とはいえ肛門期サディズムでは愛と憎の区別がない。性器優位の状態になって初めて性本能が統合され、それによって愛憎が意識されるという。フロイトは性を随分と機械的に考えているのだけれど、人が快感原則に支配されながらも成長していくという発想には人間味があった。2026/04/26

夜間飛行

158
「快感原則の彼岸」(1920)以後、フロイトの思弁的探求が始まる。快や不快は人間にとって何を意味するのか、大いに興味をそそられた。まずは不快と不安の区別が問われる。不安は外からの強い刺激の侵入を防ぐための「備給」として防壁の役を担い、快感原則に先立つ根源的反応なのだと。フロイトは不安夢・処罰夢に人の願望の広さ…快感原則の彼岸を想定し、さらにその先に反復強迫の夢を遠望する。背景には第一次大戦後の「戦争神経症」の治療体験があったらしい。ここからフロイトは生物が元に戻ろうとする本能…〝死の本能〟説へと向かった。2026/05/03

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