内容説明
“他者”、主体、対象a、性的関係、四つのディスクールなど、精神分析家ジャック・ラカン(1901‐1981)の後期思想における主要な概念を、一貫した展望のもとに明晰に、そして臨床からの視点を手放さず解説。巻末には「『盗まれた手紙』についてのセミネール」を詳細に読み解いた二つの補論を付す、充実の一書。
目次
第1部 構造:疎外と他者(言語と他者性;無意識の思考の性質、あるいは“他の”半分はいかに「思考する」のか;言葉の創造的機能:象徴的なものと現実的なもの)
第2部 ラカン的主体(ラカン的主体;主体と“他者”の欲望;隠喩と主体性のせき立て)
第3部 ラカン的対象:愛、欲望、享楽(対象(a):欲望の原因
性的関係なるものはない)
第4部 精神分析的ディスクールの地位(四つのディスクール;精神分析と科学)
著者等紹介
フィンク,ブルース[フィンク,ブルース] [Fink,Bruce]
現在、デュケイン大学心理学部教授
村上靖彦[ムラカミヤスヒコ]
1970年東京都生。東京大学大学院総合文化研究科博士後期課程満期退学。基礎精神病理学・精神分析学博士(パリ第7大学)。現在、大阪大学大学院人間科学研究科准教授
小倉拓也[オグラタクヤ]
1985年大阪府生。現在、大阪大学大学院人間科学研究科博士後期課程
塩飽耕規[シワクコウキ]
1981年広島県生。大阪大学大学院人間科学研究科博士後期課程修了。現在、遊心会にじクリニック非常勤職員
渋谷亮[シブヤリョウ]
1979年福岡県生。大阪大学大学院人間科学研究科博士後期課程修了。現在、大阪教育大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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