目次
9 文化・社会論、家族および家族面接論(いじめ―その内的過程に対抗しうるもの;心理的介入と人権;「人眼」と「自分」との狭間での自己喪失―現在青少年期心性の一つの特徴として;職場におけるメンタルヘルスの諸問題―実践的な支援の促進のために;家族における自律(自立)の相互性 ほか)
10 小論、学会報告・書評およびエッセー(小論;学会報告;書評;エッセー)
著者等紹介
増井武士[マスイタケシ]
1945年和歌市生まれ。1973年九州大学大学院教育学研究科博士課程修了。専門は精神療法学、治療面接学、メンタルヘルス論及びメンタルヘルスマネージメント。産業医科大学医学部助教授(教育学博士)、同大学病院精神・神経科および産業医実務研修センターを併任。日本心理臨床学会常任理事。同学会倫理委員長などを経て同学会編集委員、同学会理事などを歴任。2007年約30年にわたる産業医科大学退官後、亜細亜大学客員教授、日本産業カウンセリング学会理事などを務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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読書を習慣化したい人
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一巻のように小難しくなく、エッセーや書評などを通して増井イズムが浸透してくる。 「みんなこれでいいんだ」という、優しい気持ちになれる。 自分の面接が固くなってきた時の処方箋。ストレッチのように定期的に読みたい。2022/10/04
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全巻を通して抱くイメージは、植物を連想させられる。第一巻では、大地にいかにして根をはるのか、つまり根のはり方は人それぞれ異なり違うことを重要視すること…それは「自己学」でもある。次に第二巻では、根から生えた幹にあった地質と気候条件…それは「自己促進的技法」と「自己補完的技法」である。次に第三巻では、植物と他植物との関係(林や森)…それは「相互性」である。最後に本書は、植物を含む生態系…それは「社会・文化」として位置付けられる。しかし、重要なことは地下の根であり、根を軸にして地上を理解して関わることにある。2016/08/15
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