リプロダクティブ・ジャスティス―交差性から読み解く性と生殖・再生産の歴史

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リプロダクティブ・ジャスティス―交差性から読み解く性と生殖・再生産の歴史

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  • サイズ 46判/ページ数 324p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784409241745
  • NDC分類 367.9
  • Cコード C1036

出版社内容情報

すべての女性の尊厳と安全を守るために――さまざまな不正義が交差する現代社会にあらがう。



生殖と家族形成を取り巻く構造的抑圧から生まれたこの社会運動は、いかにして不平等を可視化し是正することができるのか。人種、階級、ジェンダー、国籍、障害、セクシュアリティが絡みあう現代社会の重要概念、その第一人者による待望の解説書。



監訳:申琪榮/高橋麻美

翻訳:林美子/新山惟乃/大室恵美/花岡奈央/ミーシャ・ケード



原著:Loretta J. Ross and Rickie Solinger, Reproductive Justice: An Introduction, University of California Press 2017.



◎目次

第1章 リプロダクティブ・ジャスティスの歴史

第2章 二一世紀のリプロダクティブ・ジャスティス

第3章 生殖能力を管理する

第4章 リプロダクティブ・ジャスティスと子育てする権利

おわりに――リプロダクティブ・ジャスティスの実践から


【目次】

はじめに  



第1章 リプロダクティブ・ジャスティスの歴史

リプロダクティブ・ジャスティスと人権/北米の植民地化と国家の「人権化」/現代アメリカと性と生殖・再生産の「質」/第二次世界大戦後の権利、規制そして反動/新しい管理の戦略/リプロダクティブ・ジャスティスを定義する



第2章 二一世紀のリプロダクティブ・ジャスティス

なぜリプロダクティブ・ジャスティスが重要なのか/リプロダクティブ・ジャスティスの誕生と定義/交差性――差異は分断するか/人権vs米国の法制度/性と生殖・再生産に対する抑圧と人種/新自由主義と女性たちの日常における性と生殖・再生産/人口統制と白人至上主義/リプロダクティブ・ジャスティスを通じた運動の構築



第3章 生殖能力を管理する

選択の自由の限界/憲法の限界/ハイド修正条項の永続的影響/「管理のための目印」/移民を印づける/意図しない妊娠、その予測可能な結果/人々、コミュニティ、生殖能力――人権保障の要請



第4章 リプロダクティブ・ジャスティスと子育てする権利

リプロダクティブ・ジャスティスと犬笛(ドックホイッスル)の人種差別/性の市民権と母性の経済学/母であることは人権か/出産をめぐる不正義――強制的な医療/母性をめぐる人種的なポリティクス/トランス問題とリプロダクティブ・ジャスティス/リプロダクティブ・ジャスティス、養子縁組、そして里親制度/障害のある子どもとリプロダクティブ・ジャスティス/母親になることへの援助――いかなる代償を払っても親になる権利は保障されるべきなのか/生物学を越えて――リプロダクティブ・ジャスティスが交差する地点



おわりに――リプロダクティブ・ジャスティスの実践から



謝辞

監訳者解説



索引

内容説明

すべての女性の尊厳と安全を守るために―さまざまな不正義が交差する現代社会にあらがう。生殖と家族形成を取り巻く構造的抑圧から生まれたこの社会運動は、いかにして不平等を可視化し是正することができるのか。人種、階級、ジェンダー、国籍、障害、セクシュアリティが絡み合う現代社会の重要概念、その第一人者による待望の解説書。

目次

第1章 リプロダクティブ・ジャスティスの歴史(リプロダクティブ・ジャスティスと人権;北米の植民地化と国家の「人種化」 ほか)
第2章 二一世紀のリプロダクティブ・ジャスティス(なぜリプロダクティブ・ジャスティスが重要なのか;リプロダクティブ・ジャスティスの誕生と定義 ほか)
第3章 生殖能力を管理する(選択の自由の限界;憲法の限界 ほか)
第4章 リプロダクティブ・ジャスティスと子育てする権利(リプロダクティブ・ジャスティスと犬笛の人種差別;性の市民権と母性の経済学 ほか)

著者等紹介

ロス,ロレッタ[ロス,ロレッタ] [Ross,Loretta J.]
活動家であり、マサチューセッツ州所在のスミス・カレッジ准教授。SisterSongの共同創設者として、リプロダクティブ・ジャスティス、白人至上主義、アフリカ系アメリカ人女性の歴史などについて、執筆、講演などの幅広い活動に取り組んでいる

ソリンジャー,リッキー[ソリンジャー,リッキー] [Solinger,Rickie]
歴史学者。リプロダクティブ・ポリティクス、福祉政策、投獄のポリティクス、母性、人種などをテーマに多くの本を執筆

申キ榮[シンキヨン]
お茶の水女子大学人間文化創成科学研究科・ジェンダー研究所教授。政治学博士。専門は東アジアにおけるジェンダーと政治

高橋麻美[タカハシマミ]
お茶の水女子大学大学院博士後期課程在籍(ジェンダー学際研究専攻)。国立社会保障・人口問題研究所研究員。政策分析における交差性概念の活用を研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

pushuca

3
難しかった。だが、それを噛み砕いて理解する事で得る物は大きい。2025/12/08

Go Extreme

3
有色人種の女性たちの生きた経験 社会正義と人権の枠組み 単に選択する権利ではない 子どもを持つ権利 子どもを持たない権利 尊厳を持って子育てをする権利 主流のプロチョイス運動の限界 生殖に関する抑圧 強制的に不妊手術 ハイド修正条項 貧困の悪循環 新自由主義的な考え方 選択を実際に行使できる社会的条件 複数の抑圧システムが交差 交差性の視点 避妊の強制からの自由 二重基準 環境正義との交差点 社会正義の問題は切り離せない 政府の義務 最も周縁化された人々の声 法律上の権利+実際に行使できる具体的な条件2025/11/17

ちり

1
“リプロダクティブ・ジャスティスの枠組みには、その中心に特に力強い二つの理念がある。第一に、性と生殖に関する医療を含む包括的な医療へのアクセスは人権であるということ、そして第二に、この人権も他のいかなる人権も、すべての人々に適用されなければ、権利としての地位を達成できないということである/リプロダクティブ・ジャスティスの視点は、個人が生きていく中で、私的な決定を下すときの社会的文脈に焦点を当てることで、単なる包摂ではなく、社会のルールを変更することを目指している”2025/11/04

精神崩壊

0
巧妙で気づかれないように消極的優生学をされている。2025/10/20

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