読書装置と知のメディア史―近代の書物をめぐる実践

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  • サイズ 46判/ページ数 400p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784409241622
  • NDC分類 010.21
  • Cコード C3036

内容説明

明治から昭和戦前まで「読書」は、人々の知の伝達にどのような影響をもたらしたのか。また、読まないが知っているという「潜在的読書」の存在をどう理解するべきか。それは「書物―読む」という特権的な関係性を解除することで可能となる。書物をめぐる様々な行為と、これまで周縁化されてきた読書装置との関係を分析し、書物と人々の歴史に新たな視座を与える力作。

目次

問題の所在と本研究の方法
第1部 読書装置の黎明(明治民権運動における声と活字と書籍館―集会条例による政治/学術の区分の発生とその内外領域;明治後期の巡回文庫と地域組織―図書閲覧所から巡回文庫へ)
第2部 読書装置の普及(大正期における文庫の遍在―蔵書の多様化する形態と施設;大正期における図書館の爆発的増加―簡易図書館と小学校と地域組織)
第3部 蔵書なき読書装置の普及(大正期におけるパンフレット出版と社会主義知識の大衆的浸透―社会運動における学習会・研究会;昭和初期の社会運動と読書会・研究会;戦時下の読書運動と読書会)
読書装置と書物をめぐる実践の構図

著者等紹介

新藤雄介[シンドウユウスケ]
1983年、埼玉県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。東京大学大学院学際情報学府博士課程満期退学。博士(社会情報学)。現在、福島大学行政政策学類に勤務。専門は、メディア史、社会学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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軍縮地球市民shinshin

16
メディア史からみた近代日本の図書館の歴史。読書装置として図書館を捉えており、いわゆる図書館史では捉えきれなかった新しい側面を浮かび上がらせている。戦時中に文部省が国民に読書を強いていたことが意外だった。組織的に読書会を作らせて図書館がその整備作りと読書指導の中核をになっていたという。そのモデルが共産主義を普及させるために共産党がやっていた読書会だというのだから驚きだ。共通しているのはどちらも特定の思想を読書を通じて普及させることが目的だということだろう。2024/06/30

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