吉見俊哉論―社会学とメディア論の可能性

個数:

吉見俊哉論―社会学とメディア論の可能性

  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2025年05月30日 04時45分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 46判/ページ数 320p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784409241578
  • NDC分類 361.21
  • Cコード C3036

出版社内容情報

動き続ける知性、吉見社会学の核心と可能性



都市論に始まり、メディア論、カルチュラル・スタディーズ、アメリカ論、大学論など数々の分野で新たなテーマと方法論を切り開き、いまなお前進を続ける吉見俊哉。1980年代から今日におよぶ、その膨大で多種多様な研究の核心と革新性はどこにあるのか、そして何を引き継ぎ発展させることができるのか。吉見に学び研究の前線に立つ精鋭たちが挑む初の試み。



「私たちは、吉見俊哉の伝説を作ろうとは思わないし、師の教えの伝道者になろうというのでもない。選んだのは、「吉見俊哉論」という学説史の形式、一つの知的な個性として彼を論じるというかたちを借りながらも、安全地帯から一方的に彼を論じるのではなく、それぞれが進めつつある学問を背負い、全身全霊で彼とぶつかりつつ論じる、という試みだった(第一部)。そして、吉見俊哉から受け取ったものをそれぞれがどう展開・転回させているかを論じることを通じて「吉見俊哉とは一体何者か」という問いに差し戻す、という試みでもある(第二部)。」(本書より)







目次



第一部 吉見俊哉論を切り拓く



亡命先としてのメディア論

――社会意識論・歴史社会学のゆくえ………野上元



ドラマトゥルギーのひと

――カルチュラル・スタディーズ、文化研究、カルスタ………山口誠



吉見俊哉における「東京・盛り場・社会史」………難波功士



まなざしと境界の社会学

――吉見俊哉における消費社会の主題のゆくえ………新倉貴仁



吉見俊哉と東アジア

――アクター・ネットワーク・レファレンス………金成?



吉見社会学の方法論

――吉見俊哉は〈テクスト〉といかに向き合ったか………北村匡平



コラム アメリカ地域研究と吉見俊哉

――「アメリカ化」と「デジタル化」の視点より………市川紘子



コラム 知識の脱中心化………アマンダ・ワイス



第二部 「吉見俊哉」からの展開・転回



マンガ‐メディア‐文化への問い

――〈吉見俊哉〉の遠心力………瓜生吉則



本とコンピュータ再考

――書物とアーカイブのための覚書………柴野京子



「未熟さ」の帝国

――吉見俊哉のアメリカ論とジャニーズ………周東美材

内容説明

動き続ける知性、吉見社会学の核心と可能性。都市論に始まり、メディア論、カルチュラル・スタディーズ、アメリカ論、大学論など数々の分野で新たなテーマと方法論を切り拓き、いまなお前進を続ける吉見俊哉。1980年代から今日におよぶ、その膨大で多種多様な研究の核心と革新性はどこにあるのか、そして何を引き継ぎ発展させることができるのか。吉見に学び研究の前線に立つ精鋭たちが挑む初の試み。

目次

第1部 吉見俊哉論を切り拓く(亡命先としてのメディア論―社会意識論・歴史社会学のゆくえ;ドラマトゥルギーのひと―カルチュラル・スタディーズ、文化研究、カルスタ;吉見俊哉における「東京・盛り場・社会史」;まなざしと境界の社会学―吉見俊哉における消費社会の主題のゆくえ;吉見俊哉と東アジア―アクター・ネットワーク・レファレンス ほか)
第2部 「吉見俊哉」からの展開・転回(マンガ‐メディア‐文化への問い―“吉見俊哉”の遠心力;本とコンピュータ再考―書物とアーカイブのための覚書;「未熟さ」の帝国―吉見俊哉のアメリカ論とジャニーズ;映像の地理学―一九八〇年代のレンタルビデオ店;パブリック・リレーションズと戦後日本―「アメリカ」という他者の戦略的受容 ほか)

著者等紹介

難波功士[ナンバコウジ]
1961年大阪府生。関西学院大学社会学部教授。博士(社会学)

野上元[ノガミゲン]
1971年東京都生。早稲田大学教育学部教授。博士(社会情報学)

周東美材[シュウトウヨシキ]
1980年群馬県生。学習院大学法学部教授。博士(社会情報学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ぷほは

7
吉見俊哉の書籍を読んでいていつも思うのは、圧倒的な情報量の網羅性である。単に整理されているだけでも、解釈の独自性を強く打ち出すだけでもなく、ある抽象的で「人文的」としか言いようがない主張に向けて、社会事象の細かなデータが恐ろしいほどにすっきりと提示され、系統立てて振り返られ、最後まで一直線に進む。収集の嗜癖性に拘る内田隆三、収集の方法に目を向ける佐藤健二と異なるのはこの辺りだという野上元の指摘に納得。本書もそうした吉見社会学の後継者たちが自身の成果をまとめ直していく作業に注目すべき点があるように思われる。2024/08/17

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/21137993
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品