市民的不服従

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市民的不服従

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  • サイズ 46判/ページ数 320p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784409241486
  • NDC分類 316.1
  • Cコード C1036

出版社内容情報

非暴力的抵抗の可能性

非暴力をもって、法を超えた正義に訴える行動「市民的不服従」。ガンディー、キングにはじまるその歴史を、近年のBLM、環境運動、ウィキリークスまで踏まえ、ロールズ、アーレント、ハーバーマスを理論的基軸に、実践と概念の変遷を多角的・総合的に論じる。市民による非暴力運動は、いかにして正統性をもちえるのか。定評あるポリティプレス「キーコンセプツ・シリーズ」の入門書。

「市民的不服従が手段としての暴力を肯定する考え方からの決別の方法であると強調したい。それは、とりわけ日本のような暴力の正当化の論理が浸透している社会の変革に有効である。非暴力的抵抗は、エリートの政治的な意思決定に影響を及ぼすだけでなく、参加者の世界観や振る舞い方に変化を引き起こす。それは、既成の文化を刷新し、新しい文化を創造するのだ。不服従者の創出する「非暴力の文化」は、社会変革の道標である。市民的不服従を今日の日本社会で議論する意義は、ここにある。」(解説より)

○目次

序論
 なぜ市民的不服従なのか
 どの市民的不服従か 
 市民的不服従はどこに向かうのか

第1章 神の証人
 市民的不服従とサッティヤグラハ
 原理に基づく法律違反
 ガンディー、アメリカに渡る
 神と共に正しきをおこなう――あるいは、同胞市民と共に?

第2章 リベラリズムとその限界
 市民的不服従 対 良心的拒否
 サイコロを振りなおす
 不服従と法の支配
 リベラリズムを超えて

第3章 デモクラシーを深化させる 
 ジンの挑戦
 市民的不服従、法、革命の精神 
 市民的不服従――合法性と民主的正統性との間
 国家を超えて? 

第4章 蜂起するアナキスト 
 政治的アナキズムと直接行動
 哲学的アナキズム─ ロックとソローへの回帰?
 生き残るアナキズム

第5章 ポスト国民国家化と民営化 
 ロールズ再訪
 ポスト国民国家化と民営化
 ロールズの市民的不服従論に対する新たな脅威
 何が残るのか――ロールズの市民的不服従論の現在

第6章 デジタル化 
 デジタル領域での不服従、監視、法の支配
 市民的不服従としてのデジタル領域での法律違反?
 市民的不服従を越えて? 

第7章 無益な戦いなのか?
 ジョン・ロールズの幽霊
 反法律主義
 実践上の効果

結論
 市…

目次
謝辞

日本語版への序文

序論
 なぜ市民的不服従なのか
 どの市民的不服従か 
 市民的不服従はどこに向かうのか

第1章 神の証人
 市民的不服従とサッティヤグラハ
 原理に基づく法律違反
 ガンディー、アメリカに渡る
 神と共に正しきをおこなう――あるいは、同胞市民と共に?

第2章 リベラリズムとその限界
 市民的不服従 対 良心的拒否
 サイコロを振りなおす
 不服従と法の支配
 リベラリズムを超えて

第3章 デモクラシーを深化させる 
 ジンの挑戦
 市民的不服従、法、革命の精神 
 市民的不服従――合法性と民主的正統性との間
 国家を超えて? 

第4章 蜂起するアナキスト 
 政治的アナキズムと直接行動
 哲学的アナキズム─ ロックとソローへの回帰?
 生き残るアナキズム

第5章 ポスト国民国家化と民営化 
 ロールズ再訪
 ポスト国民国家化と民営化
 ロールズの市民的不服従論に対する新たな脅威
 何が残るのか――ロールズの市民的不服従論の現在

第6章 デジタル化 
 デジタル領域での不服従、監視、法の支配
 市民的不服従としてのデジタル領域での法律違反?
 市民的不服従を越えて? 

第7章 無益な戦いなのか?
 ジョン・ロールズの幽霊
 反法律主義
 実践上の効果

結論
 市民的不服従の現在
 権威主義者や人種差別主義者のための市民的不服従? 

解説(安藤丈将)

訳者あとがき(森達也)

参考文献

人名索引

著者略歴
著・文・その他:ウィリアム・E・ショイアマン

ウィリアム・E・ショイアマン
William E. Scheuerman/インディアナ大学ブルーミントン校教授。専門は政治思想、民主主義、国際政治理論。主な著作にLiberal Democracy and the Social Acceleration of Time (Johns Hopkins Univ Press, 2004), Frankfurt School Perspectives on Globalization, Democracy, and the Law (Routledge 2008), Hans J. Morgenthau: Realism and Beyond (Polity, 2009), The Realist Case for Global Reform (Polity, 2011), The Cambridge Companion to Civil Disobedience (Cambridge University Press, 2021)など。

監修 編集:森 達也

森 達也(もり・たつや)
1974年生まれ。神戸学院大学法学部准教授。専門は政治学、政治思想史。著書『思想の政治学——アイザィア・バーリン研究』(早稲田大学出版部、2018年)。翻訳にマイケル・フリーデン『リベラリズムとは何か』(共訳、ちくま学芸文庫、2021年)。

翻訳:井上 弘貴

井上 弘貴(いのうえ・ひろたか)
1973年生まれ。神戸大学大学院国際文化学研究科教授。専門は政治理論、アメリカ政治思想史。著書『アメリカ保守主義の思想史』(青土社、2020年)。翻訳にP・ギルロイ『ユニオンジャックに黒はない――人種と国民をめぐる文化政治』(共訳、月曜社、2017年)。

翻訳:秋田 真吾

秋田 真吾(あきた・しんご)
1975年生まれ。神戸大学国際文化学研究推進インスティテュート協力研究員。専門はアメリカ政治史。翻訳にジョン・ギャスティル、ピーター・レヴィーン『熟議民主主義ハンドブック』(共訳、現代人文社、2013年)。

翻訳:藤井 達夫

藤井 達夫(ふじい・たつお)
1973年生まれ。東京医科歯科大学教授。専門は西洋政治思想、現代政治理論。著書『日本が壊れる前に――「貧困」の現場から見えるネオリベの構造』(共著、亜紀書房、2020年)、『代表制民主主義はなぜ失敗したのか』(集英社新書、2021年)。

解説:安藤 丈将

安藤 丈将(あんどう・たけまさ)
1976年生まれ。武蔵大学社会学部教授。専門は政治社会学、社会運動史。著書『ニューレフト運動と市民社会——「六〇年代」の思想のゆくえ』(世界思想社、2013年)、『脱原発の運動史——チェルノブイリ、福島、そしてこれから』(岩波書店、2019年)。

内容説明

非暴力をもって、法を超えた正義に訴える行動「市民的不服従」。ガンディー、キングにはじまるその歴史を、近年のBLM、環境運動、ウィキリークスまで踏まえ、ロールズ、アーレント、ハーバーマスを理論的基軸に、実践と概念の変遷を多角的・総合的に論じる。市民による非暴力運動は、いかにして正統性をもちえるのか。定評あるポリティプレス「キーコンセプツ・シリーズ」の入門書。

目次

第1章 神の証人
第2章 リベラリズムとその限界
第3章 デモクラシーを深化させる
第4章 蜂起するアナキスト
第5章 ポスト国民国家化と民営化
第6章 デジタル化
第7章 無益な戦いなのか?

著者等紹介

ショイアマン,ウィリアム・E.[ショイアマン,ウィリアムE.] [Scheuerman,William E.]
インディアナ大学ブルーミントン校教授。専門は政治思想、民主主義、国際政治理論

森達也[モリタツヤ]
1974年生まれ。神戸学院大学法学部准教授。専門は政治学、政治思想史

井上弘貴[イノウエヒロタカ]
1973年生まれ。神戸大学大学院国際文化学研究科教授。専門は政治理論、アメリカ政治思想史

藤井達夫[フジイタツオ]
1973年生まれ。東京医科歯科大学教授。専門は西洋政治思想、現代政治理論

秋田真吾[アキタシンゴ]
1975年生まれ。神戸大学国際文化学研究推進インスティテュート協力研究員。専門はアメリカ政治史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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天茶

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