内容説明
社会学から逃げられると思ってんの?あの大人気コミックに学ぶ、現代社会学の最前線。読書案内付きで社会学入門にも最適。
目次
プロローグ リスク社会論ウシジマくん
第1章 都市社会学ウシジマくん
第2章 家族社会学ウシジマくん
第3章 教育社会学ウシジマくん
第4章 メディア論ウシジマくん
第5章 ジェンダー論ウシジマくん
第6章 感情社会学ウシジマくん
第7章 労働社会学ウシジマくん
第8章 社会病理学ウシジマくん
第9章 福祉社会学ウシジマくん
エピローグ 社会階層論ウシジマくん
著者等紹介
難波功士[ナンバコウジ]
1961年生。京都大学文学部卒業後、博報堂入社。東京大学大学院社会学研究科修士課程修了。現在、関西学院大学社会学部教授、博士(社会学)。広告論、メディア史、文化社会学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
1 ~ 1件/全1件
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ミユ
8
漫画のウシジマくんが好きなのでこちらも読んでみる。 社会学なんてまるでわからないようなド素人の私でも楽しめました!ウシジマくんを例にあげつつ、難しいこともやや砕けた感じで書かれていてありがたい。これからウシジマくんを読むとき、言葉やシーンにふとこの本で知りえたことが浮かびそう。2014/06/10
Aby
3
たいへん出遅れて読了.「生活保護くん」までを社会学から読み解く.原作が連載していた頃の社会のあり方を反映していた作品なので,データや分析の視角を示されると再読したくなる.2022/02/11
shinjiy
3
これ1冊で漫画の内容も社会学の概要もわかるつくりになっている。各登場人物の状況は極論的で、救いがほぼ無く、後味の悪い結末が多い。だが、社会病理、虐待、貧困、格差、学歴、犯罪、孤独など新聞・ニュースで見聞きする負のテーマが上手に取り入れられ、帰納法的に社会全体(あくまで一面だけど)を表現できているように感じた。本筋ではないけど向田邦子の「字のない葉書」は印象的。 361/社会学2013/09/10
こめこめ
3
ウシジマくんを読んだことない人も、社会学にあかるくない人も、双方楽しめるであろう良い本でした。難しい内容でもわかりやすく説明されてるのでさくさく読める。参考書籍や注もしっかり載せてあったので、次の勉強につなげることも出来ますね。2013/06/29
苦虫
3
ウシジマくんが読みたくなる。全体的な社会病理というか、日常の横にあるブラックな事象を社会学的考察をしたら、と言う感じ。脚注に飛ぶのが面倒臭いけど、読みたい本が沢山見つかった。ケアワーカー川柳を歓迎する社会学というのが良いよね。郊外のあり方についてより知りたくなった。「寂しい」のシーンがみたいですね。2013/04/30