貧困の放置は罪なのか―グローバルな正義とコスモポリタニズム

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  • サイズ B6判/ページ数 298p
  • 商品コード 9784409240892
  • NDC分類 368.2
  • Cコード C1036

内容説明

グローバリゼーションの影で過酷さを増す世界の貧困と格差。その解消のために、富裕国に住む我々にはいかなる義務があるのか。拡がりを見せるグローバル・ジャスティスの議論から丹念に説き起こす、比類なき熱き思考。

目次

序章 貧困に苦しむ人々と私たち―グローバルな正義の課題(世界の貧困の実態;貧困撲滅に向けて;グローバルな正義とコスモポリタニズム)
第1章 貧困の放置は罪なのか―貧困の撲滅をターゲットとするグローバルな正義(日常生活に潜む新マルサス主義;日常生活に潜むリバタリアニズム;日常生活に潜むナショナリズム)
第2章 シャンパングラスと暴力―グローバル資本主義改革を目指す正義(格差と暴力;構造的不正義とグローバル資本主義;グローバルな分配的正義)
第3章 正義を実践する―グローバルな正義と国際公共政策(ODA政策の改革;グローバルな税制の可能性;グローバル資本主義の改革)
第4章 コスモポリタニズムの倫理とグローバルな正義―改革と共生への希望(共生の思想としてのコスモポリタニズム;グローバル資本主義、グローバルな正義、コスモポリタニズム)

著者等紹介

伊藤恭彦[イトウヤスヒコ]
1961年、名古屋市生まれ。大阪市立大学大学院法学研究科後期博士課程単位取得。博士(法学)。静岡大学人文学部教授を経て、名古屋市立大学大学院人間文化研究科教授。専攻は、政治学・現代政治哲学・公共政策学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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