内容説明
学術界の第一線で活躍する気鋭の女性研究者による翻訳論文集。各篇に日本の研究者による「解題」が付き、台湾のジェンダー研究の歴史背景や現況が概観できる。
目次
1 変革の道程(「不孝」の権利―台湾女性の相続をめぐるジレンマ;台湾の女性労働力および職場におけるジェンダー不平等;フェミニズムの体制内改革―台北市女性権益保障弁法の制定の過程と検討;台湾女性運動の歴史をふりかえって)
2 社会進出の道程(日本植民体制と台湾女性医療従事者;出家による社会進出―戦後台湾における女性僧侶の生き方;部落と都会の間―台湾原住民女性の世代間における経済活動の変転)
3 女たちの声を聴く(戦後台湾女性の堕胎心性史(一九四五‐一九八四)
女性史研究の方法―ある台湾ドキュメンタリー・フィルムを例として)
著者等紹介
野村鮎子[ノムラアユコ]
奈良女子大学文学部教授
成田靜香[ナリタシズカ]
関西学院大学文学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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