内容説明
多彩なゲストを迎えてのガールス・トーク。これがオンナの生きる道。
目次
1 “おひとりさま”と“フリーター”は手を結べるか(フリーターズフリーについて;自己紹介(栗田・大澤・杉田・貴戸) ほか)
2 労働にとって「女性」とは何か(出版流通の問題;女性・主婦問題の発掘 ほか)
3 性〓暴力〓労働―堅気の仕事はどこにあるのか?(労働時間は八時間を知らなかった;知性と理性と自尊心 ほか)
4 草食系男子と性暴力(草食系男子と非モテ;草食系の優しさと暴力 ほか)
5 フェミニズムとカトリックの間で(「書く」ことに専念する;フェミニズムとの出会い ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
nbhd
14
奥歯がぶっとぶくらいの衝撃をくらった言葉→「非モテ男性たちが、『自分ごときが異性から愛されるはずがない』という自己否定によって、むしろ現在の自分のアイデンティティーに過剰にしがみついて、自分を変えるための努力を回避し、自己免罪してしまっていないか」。嫌な痛みが走った。もひとつ、興味深かったのが、上野千鶴子さんに対して、「自分の必要を自分の言葉で伝えるのは難しい」と食ってかかる編者のひとり栗田隆子さんのスタンス。上野さんのような覇気も自信もなく、マッチョなフェミニズムに乗り切れない、よわいフェミニズム。2021/02/19
ふみ
0
フェミニズムを勉強したいと思い、まず読んだのはこれ。これを選んだのは、もともと文学フリマで知った「フリーターズフリー」に注目していたことと、対談している人が馴染みの人だったからです。 ぱっと読んで、上野千鶴子さんの世代では結婚しないことがたいへんマイノリティだったので彼女は自分が生きやすくするために「戦った」人なのだとわかりました。2010/08/02
naoya_fujita
0
フェミニズムに対して抱いていた違和感をスルーすることなく発言してくれていた。それぞれの誠実な「当事者性」への向き合いの緻密さ(?)は好感を抱くが、底での発見が「システム」を変えることにどう繋がるのかがまだ見えなかった。2010/07/30
-
- 電子書籍
- ちいさな プリンセス ソフィア はじま…
-
- 電子書籍
- 腎臓病 Q&A 50 - 腎臓病になっ…