内容説明
格差、貧困、福祉、労働…、いま日本において緊急かつ最重要の問題をめぐる、ベテランと新鋭、二人の経済学者による白熱の対話。徹底した議論の先に見える未来とは何か。
目次
第1章 格差問題と経済学(近年の格差社会;最適課税論;経済政策の転換;ネオリベラリズム;ケインズの経済学;新古典派の経済学;絶対的貧困と相対的貧困)
第2章 福祉と制度の経済思想1(北欧の社会福祉;同一労働同一賃金;社会保障;児童扶養手当;女性の労働;年金制度)
第3章 福祉と制度の経済思想2(日本の社会保障制度;年金税方式反対論;年金と生活保護;医療保険;雇用保険;介護保険)
第4章 ベーシック・インカム(ベーシック・インカムの基礎;ベーシック・インカムの導入 ;ベーシック・インカムの財源;現状との比較;ねじれ現象;実現の可能性)
著者等紹介
橘木俊詔[タチバナキトシアキ]
1943年、兵庫県生。ジョンズ・ホプキンス大学大学院博士課程修了。京都大学教授を経て、2007年より、同志社大学経済学部教授。この間、英米仏独で教授職、研究職を歴任。元日本経済学会会長
山森亮[ヤマモリトオル]
1970年、神奈川県生。京都大学大学院経済学研究科博士課程修了。東京都立大学、ケンブリッジ大学研究員などを経て、同志社大学経済学部准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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