抗いの条件―社会運動の文化的アプローチ

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  • サイズ B6判/ページ数 301p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784409240793
  • NDC分類 309
  • Cコード C3036

内容説明

市民による抗議運動は、現在もなお多様な形で生起している。それらの活動はどのような条件のもとで生まれ、誰が担い、いかにして沈静化してゆくのか。国内における複数の運動を丹念に追い、理論的分析により、現場が有する豊かな可能性を描き出す力作。理論と実践が溶け合う、その運動の原点へ…。

目次

第1章 問題関心と問題の所在―社会運動の「現在」と本書の問い
第2章 社会運動の文化的アプローチ―本書の分析視角
第3章 丘珠空港問題―抗議への不満、集合的アイデンティティの形成基盤
第4章 西岡公園を巡る環境運動―運動団体の文化的基盤とフレーム分析の再検討
第5章 二つの幌延問題―抗議活動の生起と運動文化の比較研究
第6章 生活クラブ生協・北海道による運動―社会運動の「停滞」「成果」と連帯のゆくえ
第7章 市民風車運動・事業―環境運動のゆくえと地域的公共性の構築に向けて
終章 まとめにかえて―「抗い」の条件と意味

著者等紹介

西城戸誠[ニシキドマコト]
1972年、埼玉県生まれ。北海道大学大学院文学研究科博士課程修了。京都教育大学教育学部助教授を経て、法政大学人間環境学部准教授。社会運動論、環境社会学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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