内容説明
「神経戦の戦場」と化してしまった教室のあり方は問い直されねばならない。カウンセラーとして、学校現場において揺れ動く子どもたちのSOS、教師たちの苦闘に触れてきた編者が今、学校改革へのあらたなアプローチを探る。
目次
1 「クラス・学級・教室」の子どもたち(小学校低学年 「学校が怖い」―突然、登校できなくなった剛;小学校高学年 「クラスって学級って何だろう」―悩める学級委員尚子 ほか)
2 教師から見た「クラス・学級・教室」(小学校で 「みんなちがって、みんないい?」;中学生で クラスを回避する生徒たち―崩れかけている「前提」 ほか)
3 歴史の中の「クラス・学級・教室」(学校という「奇妙な」場;近代学校の成立 ほか)
4 小説・映画の中の「クラス・学級・教室」
著者等紹介
木之下隆夫[キノシタタカオ]
1952年生まれ。愛知学院大学大学院修士課程修了。愛知大学文学部助教授。心理相談室キノシタ主宰。文学修士臨床心理士
菅佐和子[スガサワコ]
1949年生まれ。京都大学大学院博士課程修了。京都大学医学部保健学科教授。教育学博士。臨床心理士。教職と並行してカウンセラーとしての活動を続けている
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