出版社内容情報
ドイツの学校で母子が共に学んだ経験をもとに日本で十六年間実践したことを具体的に報告。
内容説明
新学習指導要領で導入された総合学習―教師の独自性を尊重する授業形成を通じて子どもの生きる力を育成するというねらいとはうらはらに、子どもたちはますます取り残されてはいないか。「自覚的な自由」と「多様性」を積極的かつ厳粛に受け入れる、まさしく総合教育の原点であるシュタイナー教育を、ドイツのシュタイナー学校で母子がともに学んだ経験をもとに、日本での16年間の教育実践例を具体的に報告した記録。
目次
序走
フォーラム
雄弁な寡黙居士
諧謔をまとう忍者
瞬きの射手
隠り沼の淑女
熱血闘士
夢紡ぐ乙女
マントの騎士
空翔ける天女
月の女神
黒曜石の君
律儀な挑戦者
序奏
著者等紹介
不二陽子[フジヨウコ]
1950年、愛媛県生まれ。お茶の水女子大学卒業。都立高校教師をへて、ドイツのヴァルドルフ教育ゼミナールに留学。同教育の実践とR・シュタイナー思想の講座、研究、執筆活動に従事
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。