内容説明
学生時代に登山、林学の勉強に専念し、林野局を経て京都大学農学部教授となった著者が、森林と人間のかかわり、野生動物の保護、開発による公害問題、環境行政の不十分な扱い、遊び場をなくした子供の自然教育にまつわる話を収め、崩壊してゆく日本の自然保護を訴える。
目次
1 私の略歴
2 うるわしい日本列島
3 大人ぎらい―大人の不誠実
4 子供と自然とのつき合い
5 子供についてのささやかな実験
6 各地の自然保護の動き
7 林業技術と生態学について
8 森林と人のかかわりについて―私の講演から