内容説明
当事者による当事者のための恋愛ガイド。誰にとっても大事な問題でありながら、具体的なアドバイスが少ない恋愛について、アスペルガー当事者の立場から丁寧に解説します。恋人を見つける方法から、つき合いに至るまでの手順、関係を長続きさせるためのヒントなどなど。とっても魅力的な当事者へのインタビューも役立つはずです。
目次
第1章 アスペルガー症候群と恋愛関係
第2章 あなた自身について
第3章 恋人探し
第4章 デートをする
第5章 関係を維持する
第6章 長期の関係性
第7章 ケーススタディ:交際についての質問
著者等紹介
エドモンド,ジェネビー[エドモンド,ジェネビー] [Edmonds,Genevieve]
24歳のアスペルガー症候群当事者。自閉症をテーマとしてイギリス全土で講演や執筆活動、ワークショップを行い、またイギリス北西部の支援組織で「社会性の障害」のある人々への助言や支援活動を行っている
ウォートン,ディーン[ウォートン,ディーン] [Worton,Dean]
イギリス北西部在住。32歳のアスペルガー症候群当事者。イギリスを拠点としてアスペルガー症候群の成人を支援するインターネットサイトを運営し、メンバーのオフ会も主催するなど、精力的に活動。また、行政機関にも勤めている
小谷裕実[コタニヒロミ]
1962年生。京都府立医科大学卒業。現在、花園大学社会福祉学部教授、小児神経科医(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
Shiki Masaoka
2
好き同士で付き合ったはずなのに、結局揉めて別れることしか無くなってしまう事態がどうして起こってしまうのかがやっとわかった気がする。そして、当事者のインタビューを見る限りではそこまで普通の人と大差ないように見えた。特性と個人差というワードが個人的にはこの先のキーワードになりそう。2018/01/10
空白
1
タイトルを知った時からなんとなく読みたかった。アスペルガーの当事者向けの本で、英国での事例・日本での事例がそれぞれ載っている。自分の特性を知ることがなにより大事だし、それは恋愛以外でもいえることだろうなと思った。2023/09/28
うる
1
アスペルガーを抱えている方向けの恋愛(指南?)書である。 自分自身、アスペルガーの特徴があると感じており、恋愛にも興味を持つようになったところでこの本を見つけた。 アスペルガーである人々の恋愛体験についてのレポートが本の後半に記録しており、それぞれの考え方に興味を持った。
カステイラ
1
アスペルガーの恋愛という特化したところを取り上げてくれるのはありがたいが何分こういう本は海外のものばかりで、日本人の場合はどうよ?って感じでなかなか馴染めない(一応日本人の例は収録されているけど)。本自体はいいが、もっと生の声を求めるならネット上の当事者サイトをみるのがいいかも。2015/04/21