出版社内容情報
中・東欧へと拡大するEUの現状と今後。各分野第一線の研究者による報告。
内容説明
中・東欧へのEUの拡大と再編、地域・移民問題の高まり…東西ヨーロッパの第一線の研究者たちによる、21世紀最初のヨーロッパ全体を見渡したEU統合と民族・地域研究。
目次
序 ヨーロッパの拡大において問われているもの
1 EUの拡大とヨーロッパの再編成(ヨーロッパ統合の組織的変遷と次期拡大;EU・NATOの拡大と中欧―「境界線上」の民族;統合の深化と地域・民族問題―東方への拡大を踏まえて)
2 ヨーロッパ統合の深化と課題(ヨーロッパ統合とイギリス―イングランドにおける地域制度の成立;EUと移民政策―「社会的ヨーロッパ」構築の過程とアクターの変遷;地域的言語文化の新たな広がり)
3 中・東欧における進路の模索(ヨーロッパ統合とポーランド;ヨーロッパ統合とバルカン―自立的な地域協力の可能性;ヨーロッパ統合とバルト三国―ヨーロッパ周縁地域の自立への模索)
著者等紹介
宮島喬[ミヤジマタカシ]
1940年生まれ。東京大学大学院社会学研究科博士課程中退。立教大学社会学部教授
羽場久〓子[ハバクミコ]
1952年生まれ。津田塾大学大学院国際関係学研究科博士課程修了(学術博士)。法政大学社会学部教授
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