出版社内容情報
『平家納経』『古今集』『源氏物語』―根底を支える法華経の壮大な宇宙観に踏み込み、日本の精神美のありかを探る。
内容説明
優雅と静寂と彼岸への願い。移りゆく四季や恋慕を繊細に表現する歌ごころ、無常観と女人救済を法華経に託し、源氏物語から絵巻物、平家納経にいたる平安の美の極致を語る。
目次
平安美術を語ることの難しさ
『源氏物語絵巻』の深奥
美は感受するもの
ほんとうの文化とは
富本先生のことなど
半磁器と半紬
平安時代の色と音の響き
平安建都の意味
女手と男手、女文字と男文字
やまと絵屏風のこと〔ほか〕




