- ホーム
- > 和書
- > 文芸
- > 海外文学
- > その他ヨーロッパ文学
内容説明
プーシキン、ゲルツェン、ドストエフスキイ、チェルヌィシェフスキイ、トルストイ、チェーホフ。彼らの生涯と愛の形を女の立場から渾身で描く。
目次
プーシキン
ゲルツェン
ドストエフスキイ
チェルヌィシェフスキイ
レフ・トルストイ
チェーホフ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あきあかね
20
本書はロシア文学の巨匠、プーシキン、ドストエフスキー、トルストイ、チェーホフなどの作家たちの生涯と愛の遍歴を描き出す。綿密な資料の分析は、作品の背後に隠れた文豪の真の姿をあぶり出すとともに、時に悪妻、悪女と後世の人びとに評された女性の秘められた想いを明らかにする。岩波文庫の『桜の園』の著者の解説は名文だと思うが、本書でも著者の筆は冴えている。 とりわけ印象的だったのは、ロシア近代文学の父と呼ばれるプーシキンの妻で、絶世の美女でありながら、浪費と不倫にうつつを抜かし夫を決闘死させたとされるナターリアだ。⇒2021/02/21
-
- 和書
- Tokyo 1969