インド・闇の領域

インド・闇の領域

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  • サイズ B6判/ページ数 223p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784409140277
  • NDC分類 302.25

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

うぃっくす

6
インド行ったことないけどなるほどこれは面白かった。価値観が違いすぎる。生きるためにカーストにない仕事を泣きながらする労働者の姿にはカーストを否定されることは生まれてきた意味を否定されるようなものなのかと知ったし、私のような外国人からみたら哀れに見える下層カーストの貧困に満ちた暮らしぶりも本人からみたらそれが自分の生き様ですと。 インドにルーツがあるのにインドからみたら堕落したバラモンであるナイポールさんにしか体験できなかった世界なのかな。読書を通じて不思議な体験をしてしまった。今のインドはどうなのかね。2022/02/12

粉っしー

1
再読。やはり名著。改めて読むとパンク小説にも思える。海外を旅行していると、ふとした瞬間に人の営みの滑稽さ(や自分の普段の生活の滑稽さ)を見る時があるけど、この本はインドという国の滑稽さを全編に渡って書き続ける。国そのものが哀れさを表現しているのがインド。2022/02/07

粉っしー

1
インド人は(たぶん生まれた時点で)カーストで、職業や全てが決められており、そこで与えられた範囲外の行為は決して行わず、全ての行為は役割を演じるポーズ(フリ)であり、運命は解決するものではなくただ哀れむものであり、故に果てしなく非効率で無意味、無関心である。著者はインドに一年滞在し、自信のルーツを求めるが、起こる一つ一つが虚しさばかりといった感じで、結構ボロクソに書いている。訳者はあと書きで、著者の偏った書き方に文句を言ってるが、個人的には昔インドに行って感じた全てが、著者によって説明されていると思う。2016/03/01

Maumim

0
インドって一筋縄ではいかない。よくある旅行記ではなく、インド系移民のナイポールが、インドを訪れ語る視線が新鮮でおもしろい。2010/05/09

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