出版社内容情報
ボーヴォワールが1966年から67年に執筆し、2013年に単行本化されて大きな話題をよんだ傑作小説。本邦初訳。【大活字】だけど、大人ってなんだ、それに老人ってなんだ?
歳を取った子どもだよ
老いるとは? 長年つれそった夫婦の愛情とは???????
共産党時代のソ連への旅のなかで、ささいな誤解から生じた老年カップルの危機と和解。
男女それぞれの語りが視点を交互に替えて展開される。大きな話題を呼んだ傑作小説!
老夫婦におこった擦れ違いを繊細な筆致で描く。
「作品全体を通して流れているのは、他者との意思疎通の問題である。しかしながら、この小説はとりわけ、老いがもたらす影響――身体の衰弱、性へのあきらめ、計画の断念、希望の喪失といった苦くつらい影響への探求へと向かう。」------エリアーヌ・ルカルム=タボンヌ 序文より
シモーヌ・ド ボーヴォワール[シモーヌ ド ボーヴォワール]
著・文・その他
井上 たか子[イノウエタカコ]
翻訳
内容説明
だけど、大人ってなんだ、それに老人ってなんだ?歳を取った子どもだよ。老いるとは?長年つれそった夫婦の愛情とは?共産党時代のソ連への旅のなかで、ささいな誤解から生じた老年カップルの危機と和解。男女それぞれの語りが視点を交互に替えて展開される。老いをみつめた傑作小説。
著者等紹介
ボーヴォワール,シモーヌ・ド[ボーヴォワール,シモーヌド] [Beauvoir,Simone de]
1908‐1986。哲学、小説、回想録、書簡文、ボーヴォワールはこれらのどの分野においても成功をおさめた。1954年には小説『レ・マンダラン』でゴンクール賞を受賞し、『娘時代』から『決算のとき』に至る四巻の回想録は幅広い読者を獲得している。また、死後に出版された書簡集や青春時代の日記は彼女の作品と同時にその人間性に対する読者の関心を刷新した。彼女に国際的名声をもたらしたのは、20世紀のフェミニズムにとって避けて通ることのできない作品、『第二の性』(1949年)である。彼女は特に1970年代の第二波フェミニズムの闘争において、女性の大義のために献身的に行動する。また、1929年のジャン=ポール・サルトルとの出会い以来、このカップルは自由な関係と知的共同作業のモデルとして知られている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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