モスクワの誤解

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  • サイズ B6判/ページ数 170p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784409130391
  • NDC分類 953
  • Cコード C0097

出版社内容情報

ボーヴォワールが1966年から67年に執筆し、2013年に単行本化されて大きな話題をよんだ傑作小説。本邦初訳。【大活字】だけど、大人ってなんだ、それに老人ってなんだ? 

歳を取った子どもだよ




老いるとは? 長年つれそった夫婦の愛情とは???????


共産党時代のソ連への旅のなかで、ささいな誤解から生じた老年カップルの危機と和解。


男女それぞれの語りが視点を交互に替えて展開される。大きな話題を呼んだ傑作小説!


老夫婦におこった擦れ違いを繊細な筆致で描く。



「作品全体を通して流れているのは、他者との意思疎通の問題である。しかしながら、この小説はとりわけ、老いがもたらす影響――身体の衰弱、性へのあきらめ、計画の断念、希望の喪失といった苦くつらい影響への探求へと向かう。」------エリアーヌ・ルカルム=タボンヌ 序文より

シモーヌ・ド ボーヴォワール[シモーヌ ド ボーヴォワール]
著・文・その他

井上 たか子[イノウエタカコ]
翻訳

内容説明

だけど、大人ってなんだ、それに老人ってなんだ?歳を取った子どもだよ。老いるとは?長年つれそった夫婦の愛情とは?共産党時代のソ連への旅のなかで、ささいな誤解から生じた老年カップルの危機と和解。男女それぞれの語りが視点を交互に替えて展開される。老いをみつめた傑作小説。

著者等紹介

ボーヴォワール,シモーヌ・ド[ボーヴォワール,シモーヌド] [Beauvoir,Simone de]
1908‐1986。哲学、小説、回想録、書簡文、ボーヴォワールはこれらのどの分野においても成功をおさめた。1954年には小説『レ・マンダラン』でゴンクール賞を受賞し、『娘時代』から『決算のとき』に至る四巻の回想録は幅広い読者を獲得している。また、死後に出版された書簡集や青春時代の日記は彼女の作品と同時にその人間性に対する読者の関心を刷新した。彼女に国際的名声をもたらしたのは、20世紀のフェミニズムにとって避けて通ることのできない作品、『第二の性』(1949年)である。彼女は特に1970年代の第二波フェミニズムの闘争において、女性の大義のために献身的に行動する。また、1929年のジャン=ポール・サルトルとの出会い以来、このカップルは自由な関係と知的共同作業のモデルとして知られている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ケイ

128
正直に思ったまま...。この訳はないと思う。タイトルも、これはモスクワで起こった誤解なのだから、原題通り『モスクワでの誤解』になぜしなかったのか。そしてボーヴォワールについては、彼女の書く女性の自立という意味がよく分からないのだ。世界的に評価された文学者であり活動家であることは承知しているが、サルトルとペアでなければどうだったのだろうと思わないでもない。この作品の、定年を迎え自分の価値に悩む初老の女性の葛藤には共感はするが、面倒臭い人だなあと言うのが正直なところ。2018/06/15

くみ

17
【第114回海外作品読書会】「第二の性」とかサルトルとの独特な関係とか近寄りがたいイメージだったボーヴォワール。図書館の新着図書で、えいっと読んでみました。60年代のソ連が絡むし弾き返されるんじゃないのと思いつつ開けてビックリ。恋愛小説でした。しかも退職した夫婦の「夫婦喧嘩は犬も食わない」。妻のニコルはボーヴォワール、夫のアンドレはサルトルを想定と解説にあったので更に驚き。クールで淡白そうなボーヴォワールの独占欲とか愛されたい欲求が素直に放出されてるようでした。いくつになっても好きな人の1番でいたい。2018/07/29

niki

1
退職した夫婦のモスクワ旅行の物語。1967年に書かれたとは思えないほど新しく瑞々しい。 ボーボワールは漠然と憧れており『老いについて』を読みたいけれど難しそうなのでこの本を選んだ。 老いと共に変化する身体や性、人生観に対して考えうつ向いてしまう主人公の女性。名言ばかり。共感できる思いが沢山あった。「少しは自分を愛さなければ、抱かれたいとは思えない」 夫婦間の言葉のやり取りについては老いとは関係ないと感じた。愛の形は年齢によるものではなく、そのカップルの人格によるもの。愛に年齢は関係ない! 2023/04/28

→0!P!

0
老いと嫉妬、愛に対する過剰な期待でお互いの不信を募らせる。2022/01/05

サハ

0
いまはまだ初老なので、これから本格的な老いを迎えた時に思うこと、こういうすれ違いがあるんだということを興味深く読んだ。歯が抜けないかと頬を押さえる・・・もう魅力ある女性として対象に含まれないと実感する(これは日本ではもっと厳しいような気がする)。2021/09/04

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