内容説明
「アール・ブリュット」の名付け親による文化的芸術への徹底批判。制度的な文化概念を根底から覆し、真に自由な創造へと向かう痛快なテクスト。フランス現代思想の知られざる原点ともいえる比類なき著作、初の邦訳。
目次
文化は人を窒息させる
付属資料 無作法の居場所(一九六七年パリ装飾美術館での展覧会カタログの序文)
著者等紹介
デュビュッフェ,ジャン[デュビュッフェ,ジャン] [Dubuffet,Jean]
1901年生まれ。フランスの画家。ル・アーブルのワイン商の家に生まれる。ほぼ独学で絵画制作をはじめ、40歳を過ぎて画家に専念しアンフォルメルの先駆けとなる作品を発表。「生(き)の芸術」を意味する「アール・ブリュット」という言葉を生み出し、作品の収集も始める。1976年スイス・ローザンヌにアール・ブリュット・コレクションを開設。文筆家でもあり多数の文章を残している。1985年没
杉村昌昭[スギムラマサアキ]
1945年生まれ。名古屋大学大学院文学研究科修士課程修了(仏文学専攻)。現在、龍谷大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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