出版社内容情報
ポップアート以降の芸術論を牽引し、現代美学に多大な影響を与えた著者の遺作。1984年の重要論文「アートの終焉」を特別収録何が作品を芸術にするのか?
ポップアート以降の芸術論を牽引し、現代美学に多大な影響を与えた著者の遺作。1984年の重要論文「アートの終焉」を特別収録。アートを理解するためのコンパクトな歴史と理論が詰まった一冊。
「包括的な特徴など何も存在しないがゆえ、アートの定義は不可能であると、指導的な美学者たちは基本的に定めてきた。そこにおいてアートとは、せいぜいのところ一つの開かれた概念にとどまる。しかし、私見によれば、アートは一つの閉じられた概念である必要がある。ある形式(フォーム)のアートがなぜ普遍的であるのかを説明するような、何らかの包括的な特質が存在しなければならない。」(本書より)
緒言
第1章 目覚めながらの夢
第2章 修復と意味
第3章 哲学とアートにおける身体
第4章 抗争の終焉――絵画と写真の間のパラゴーネ
第5章 カントとアート作品
第6章 美学の未来
附論 アートの終焉(一九八四年)
訳者あとがき
人名索引
アーサー・C・ダントー[アーサーコールマンダントー]
著・文・その他
佐藤 一進[サトウ タカミチ]
著・文・その他
内容説明
何が作品をアートにするのか?ミケランジェロ、フランチェスカ、ダヴィッド、ピカソ、マティス、マネ、デュシャン、ケージ、ウォーホルなど多くの古今の傑作を取り上げ、プラトンからデカルト、カント、パースにいたる美学と哲学を検証しながら、時空を超えて通用する「アート」の定義を提示する。ポップアート以降の芸術論を牽引し、現代美学に多大な影響を与えた著者の遺作。1984年の重要論文「アートの終焉」を特別収録。
目次
第1章 うつつの夢
第2章 修復と意味
第3章 哲学とアートにおける身体
第4章 抗争の終焉―絵画と写真の間のパラゴーネ
第5章 カントとアート作品
第6章 美学の未来
附論 アートの終焉(一九八四年)
著者等紹介
ダントー,アーサー・C.[ダントー,アーサーC.] [Danto,Arthur C.]
Arthur Coleman Danto。1924‐2013年。哲学者、美術批評家。コロンビア大学名誉教授
佐藤一進[サトウタカミチ]
1978年岩手県生まれ。京都大学経済学部卒業、京都大学大学院人間・環境学研究科博士後期課程修了。博士(人間・環境学)。京都精華大学芸術学部専任講師、同准教授を経て、神戸学院大学法学部准教授。政治思想史専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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J
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