出版社内容情報
人体は人間の「聖なる住み処」であるー脳・心臓・神経・視覚他大宇宙に照応する小宇宙としての人体が持つ象徴的意味に着目し、カバラ的、ヘルメス学的伝統にのっとって徹底解剖した神秘主義的身体論の最大傑作。「世界卵の象徴体系」「ヴィシュヌの化身」他。
「人間は独裁者のような「神」が勝手な命令を下すことによって小宇宙になったのではない。むしろ進化する生体の連鎖を通して働いている宇宙法則の産物なのである。人間は遺伝によって小宇宙なのである。彼は実体と運動の子孫なのである。宇宙こそ人間の原因であって、似たものが似たものを生むとすれば、人間は宇宙以外の何物でもあり得ない。」
―本書より
【目次】
日本語版への序
『人間 密儀の神殿』の第六版への序文
第一章 教育理論の再検討
物理学と形而上学
最初の宗教的信条
アポロニウスの奇蹟
科学と神秘主義の調停
オリヴァー・ロッジ卿の科学論
環境と遺伝
「黄金時代」の秘密
人間の運命
第二章 科学のオカルト的基礎づけ
古代の学問と現代の学問
博学の天才、ピュタゴラス
ローマ王、ヌマ・ポンピリウス
笑う哲学者、デモクリトス
科学者にして神学者、アルベルトゥス・マグヌス
医学界のルター、パラケルスス
医学のデカルト、ヤン・バプティスタ・ファン・ヘルモント
万学の改革者、フランシス・ベーコン卿
錬金術師、ロジャー・ベーコン
ヒポクラテスと占星学
第三章 三世界の神秘
「大宇宙」と「小宇宙」
学者の「神」
哲学的人形
『ゾハール』の「偉大な人間」
アンドロギュノスの種族
未来における人間の状態
ピュタゴラスの宇宙
生きた動物としての宇宙
ロバート・フラッドの薔薇十字的解剖学
第四章 大宇宙と小宇宙
モナド論
「天人」と地上の人間
セザリアーノの「ロゴス」
磔刑の神話体系
魂の下降
数七に関するフィロン・ユダイオスの考え
人体内の獣帯
人間を支配する惑星
第五章 世界卵の象徴体系
人間の心臓に関するレオナルド・ダ・ヴィンチの考え
卵生の神々
オルフェウス教神学
カストールとポリュデウケス
哲学者の「卵」
ブラフマーの「卵」
ペルシアの神秘主義
テェフォンと「箱舟」と「大洪水」
ドルイド僧の神話
オーラの卵
第六章 オカルト胎生学入門
精子論者と卵子論者
人間の物質的起源
パラケルススの個体発生論
宇宙創成
誕生の霊的神秘
「胎動」の過程
想像力と胎児への影響
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