ポストトゥルース

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ポストトゥルース

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  • サイズ 46判/ページ数 271p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784409031100
  • NDC分類 007.3
  • Cコード C1010

内容説明

フェイクニュース、オルタナティブファクト…、力によって事実が歪められる時代はいつから始まったのか。政治や社会への広範なリサーチと、人間の認知メカニズム、メディアの変容、ポストモダン思想など様々な角度からの考察で時代の核心に迫る。アメリカ「PBSニュースアワー」2018年ベストブックノミネート&世界六ヵ国翻訳のベストセラーの翻訳。

目次

第1章 ポストトゥルースとは何か
第2章 科学の否定とポストトゥルース
第3章 認知バイアスのルーツ
第4章 伝統的メディアの凋落
第5章 ソーシャルメディアの台頭とフェイクニュースの問題
第6章 ポストトゥールスを導いたのはポストモダニズムか?
第7章 ポストトゥルースとの戦い

著者等紹介

マッキンタイア,リー[マッキンタイア,リー] [McIntyre,Lee C.]
1962年生まれ。ボストン大学哲学・科学史センターリサーチフフェロー、ハーバードエクステンションスクール倫理学インストラクター

大橋完太郎[オオハシカンタロウ]
1973年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。博士(学術)。現在、神戸大学大学院人文学研究科准教授。専門はフランス思想、近現代芸術理論および表象文化論

居村匠[イムラタクミ]
1991年生まれ。神戸大学大学院人文学研究科博士課程前期課程修了。現在、同大学大学院博士課程後期課程在学および京都芸術大学非常勤講師。専門は美学・芸術学、ブラジル美術

大崎智史[オオサキサトシ]
1987年生まれ。神戸大学大学院人文学研究科博士課程後期課程退学。現在、立命館大学映像学部講師。専門は、映画研究、視覚文化論

西橋卓也[ニシハシタクヤ]
1992年生まれ。神戸大学大学院人文学研究科博士課程前期課程修了。現在、同大学大学院博士課程後期課程在学。専門は映画研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ふみあき

49
ポストトゥルースという現象に対する、科学哲学者からの批判の書。主な攻撃対象はトランプ(とその支持者)だが、著者は彼(ら)の事実誤認や意図的歪曲は批判しつつ、慎重にも価値観については論評しない。日本人にもなじみ深く、一見良識的な「両論併記」だが、それは「偽の等価性」に依拠した犯罪的言説を跋扈させた(これは中公新書の『歴史修正主義』でも論及があった)。そしてポストモダン思想の影響。『「社会正義」はいつも正しい』では、ポリコレの源流はポモだと指摘されていたが、ポリコレとポストトゥルースはポモから生まれた双生児?2024/05/29

壱萬参仟縁

29
2018年初出。ポストトゥルース(以下PT)は事実がわたしたちの政治的視点に従属する(30頁)。人は誤りであることが示されるのはつねに信念全体だと考えがちである(58頁)。認知バイアスは、ときにわたしたちから明晰に思考する能力を奪うだけでなく、いつわたしたちが思考していないかの認識さえ妨げる(79頁)。フェイクニュースは遠い昔、科学革命や啓蒙の時期から続いていた(129頁)。嘘をつき咎められずに済むことは、政治的なコントロールの第一歩だ(148頁)。嘘にたいしてはつねに抵抗しなければならない(199頁)。2021/04/14

わたなべよしお

25
 秀逸だなぁ、この本。ポストツゥルース現象について、とても勉強になるし、私にとっては結構、衝撃的な内容だった。「偽の等価性」。なるほどねぇ。メディアがかかる病気だなぁ。ポストツゥルースを考えるには、とても良い本です。2020/11/04

uD

18
ポストトゥルース=客観的な事実よりも感情に訴える方が影響力のある状況のこと。「嘘を使って欲しいものを手に入れる」とも言えるこの単語を聞いてすぐ浮かんだのは、好きなことで生きていくと吹聴するYouTuber、楽して儲けました系情報商材販売者、人のコンプレックスを逆撫でする広告、など“経済的利潤”を狙うそれですが、ルーツは“政治的支配”にあるようです。情報洪水の中のフェイクニュースに踊らされない為には、無料媒体に頼らないこと。一理あるけどマスメディアが凋落し切っている日本では、それだけじゃ足りないよなとも。2021/02/21

ラウリスタ~

18
2016年から特に知られるようになったポスト・トゥルースとは、事実よりも情動に訴えかけることが有効な状況を指す。それは科学への拒否から始まった。科学的には一致が取れている問題について、経済的利害から「反対意見」を示し、メディアに「中立であれ」と訴えることで、真実と嘘を両論表記させるように導く。客観的であろうとするとフェイクニュースを野放しにしてしまうジレンマ(それを排除すると「検閲」と非難)。本書の独自点は、ポスト・モダン(アメリカでのフレンチ・セオリー)の潮流がPTを準備した論、大橋による附論(反論付き2020/12/09

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