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内容説明
第二次世界大戦後、フランスは急速な資本主義化とアメリカ化による日常生活の根本的な変化を経験する。その変化の速度は無意識のうちに人びとの感覚を変え、思考をも変えた。それは後に世界を席巻するフランス現代思想の誕生にも繋がる。本書は、ゴダールやホーヴォワールなど豊富な映画、文学作品から急速に変化する社会を分析し、起伏に富んだ歴史を斬新な視角からダイナミックに描き出す。フランスのみならず多様な地域で経験された「戦後」の本質に迫る名著。『サンフランシスコ・レヴュー・オブ・ブックス』批評家選賞&ローレンス・ワイリー賞、ダブル受賞。
目次
第1章 ミス・アメリカ(自動車の歴史;動くイメージ;自動車・カップル・カードル)
第2章 衛生と近代化(家事;家の管理)
第3章 カップル(大いなる関係解消;フランス新中間層の形成;新興ブルジョワジーの空間)
第4章 新しい人間(新しい人間と人間の死;カードル;不動の時間)
著者等紹介
ロス,クリスティン[ロス,クリスティン] [Ross,Kristin]
1953年生まれ。ニューヨーク大学比較文学部名誉教授。専門はフランス文学・文化研究。『もっと速く、もっときれいに―脱色民地化とフランス文化の再編成』で『サンフランシスコ・レヴュー・オブ・ブックス』批評家選賞&ローレンス・ワイリー賞、ダブル受賞
中村督[ナカムラタダシ]
1981年生まれ。フランス社会科学高等研究院博士課程修了。博士(歴史学)。現在、南山大学国際教養学部准教授。専門はフランス近現代史
平田周[ヒラタシュウ]
1981年生まれ。パリ第8大学博士課程修了。博士(哲学)。現在、南山大学外国語学部准教授。専門は社会思想史、都市理論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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八八
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