もっと速く、もっときれいに―脱植民地化とフランス文化の再編成

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もっと速く、もっときれいに―脱植民地化とフランス文化の再編成

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  • サイズ B6判/ページ数 320p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784409031025
  • NDC分類 235.07
  • Cコード C1010

内容説明

第二次世界大戦後、フランスは急速な資本主義化とアメリカ化による日常生活の根本的な変化を経験する。その変化の速度は無意識のうちに人びとの感覚を変え、思考をも変えた。それは後に世界を席巻するフランス現代思想の誕生にも繋がる。本書は、ゴダールやホーヴォワールなど豊富な映画、文学作品から急速に変化する社会を分析し、起伏に富んだ歴史を斬新な視角からダイナミックに描き出す。フランスのみならず多様な地域で経験された「戦後」の本質に迫る名著。『サンフランシスコ・レヴュー・オブ・ブックス』批評家選賞&ローレンス・ワイリー賞、ダブル受賞。

目次

第1章 ミス・アメリカ(自動車の歴史;動くイメージ;自動車・カップル・カードル)
第2章 衛生と近代化(家事;家の管理)
第3章 カップル(大いなる関係解消;フランス新中間層の形成;新興ブルジョワジーの空間)
第4章 新しい人間(新しい人間と人間の死;カードル;不動の時間)

著者等紹介

ロス,クリスティン[ロス,クリスティン] [Ross,Kristin]
1953年生まれ。ニューヨーク大学比較文学部名誉教授。専門はフランス文学・文化研究。『もっと速く、もっときれいに―脱色民地化とフランス文化の再編成』で『サンフランシスコ・レヴュー・オブ・ブックス』批評家選賞&ローレンス・ワイリー賞、ダブル受賞

中村督[ナカムラタダシ]
1981年生まれ。フランス社会科学高等研究院博士課程修了。博士(歴史学)。現在、南山大学国際教養学部准教授。専門はフランス近現代史

平田周[ヒラタシュウ]
1981年生まれ。パリ第8大学博士課程修了。博士(哲学)。現在、南山大学外国語学部准教授。専門は社会思想史、都市理論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

八八

3
第2次世界大戦後、先進国ではますます消費社会がスタンダードになる。戦勝国アメリカを中心とした資本主義の隆盛はこれらの国を"植民地化"していく。この本はフランスを事例に戦後フランスにおいてアメリカ的資本主義が隅々まで浸潤して人々の生活や文化を変えていく様相を描いている。車や雑誌、家電などに現れる言説や脱植民地化と官僚機構、さらには構造主義の誕生などを取り上げて議論を展開し現代フランスの起点を探る。正直に言うとかなり難解で理解が難しいが論じ方はスリリングで刺激な書籍であり面白いので挑戦してほしい。2019/07/11

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0
第二次大戦後から60年代後半にかけてのフランスの急速な近代化はどのように達成され、また何をもたらしたのかを、文学や映画作品などを読み解くことで考察していく。フランスといえば、華やかで洗練されたイメージがあるが、その近代化はアメリカの影響を多分に受け、植民地との軋轢を生み出しながら進行していったという。中でも人々に自由な移動性をもたらす「自動車」と、近代以前の世界を粗野で汚れたものとみなし、その浄化を要求する「衛生」という観念は、近代化を達成する上で(良くも悪くも)重要な意味を持っていたというのは興味深い。2019/07/25

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