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内容説明
初期代表作『グラマトロジーについて』の第二部でルソーの読解に取り組んだのにつづき、デリダは再び18世紀フランスの思想家に取り組んでいる。『人間知識起源論』を中心に、感覚論哲学の雄コンディヤックを論じる本書は、デリダによる独創的なコンディヤック読解の書であり、コンディヤック思想の脱構築の書である。『グラマトロジー』とともにデリダ初期を画す「双子の書物」のひとつ。
目次
1 二次的な第一のもの―メタフィジーク
2 天才の事後修正
3 想像―概念の代役、力の話
4 傍注または着目―浮遊する二頁
5 『人間知識起源論』への序論―たわいなさそれ自体
著者等紹介
飯野和夫[イイノカズオ]
1951年生まれ。パリ第一大学哲学研究系博士課程修了(哲学史)。名古屋大学大学院国際言語文化研究科助教授。近代フランス思想、とりわけ18世紀感覚論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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