出版社内容情報
【初の商業出版!】
詩人・黒川隆介―今を生きること、言葉にすること、詩を通して世界を見ること--そのすべてが、この一冊に詰まっています。
これまで私家版、雑誌やライブパフォーマンスなどを中心に活動してきた黒川隆介にとって、本書は初の商業出版となります。
詩というジャンルを、文学の枠にとどまらず音楽・演劇・アートと自在に横断してきたその表現活動が、一冊の本というかたちで結実した記念碑的作品です。
都市の喧騒のなかで、人はなにを見て、なにを感じているのか。
本書は、酔いどれた夜の居酒屋、雨の日の静けさ、旅先での出会い――何気ない日常の風景にひそむ感情や記憶を、詩人ならではのまなざしで切り取った一冊です。
詩という形式にとらわれず、生と死、孤独と希望、都市と人間の関係をあぶり出すように綴られる作品たちは、読む者の記憶や人生と静かに交差していきます。
黒川隆介の言葉が映し出す、「今を生きる」ための詩のかたち 。
『生まれ変わるのが死んでからでは遅すぎる』――そのタイトルが示すのは、「死んでからやり直すのではなく、いまこの瞬間に生き直すこと」への問いかけです。
本詩集には、都市で生きる人間の孤独や葛藤、日常の中にふと現れる詩的な瞬間、そして生と死の狭間を見つめるまなざしがつまっています。
黒川の詩は、形式にとらわれず、生活と詩の境界線を曖昧にしながら、まるで生きることそのものが詩であるかのように、静かに、力強く語りかけてきます。
目次
ショートカット
雨
みっちゃん
初酒
小夜
喫茶店
あの頃
アルパカ
種子島
線
星
リーチ
居た
あの娘
いいね
バー詩鳴る
しじみ汁
籠の中
246
死ぬ前〔ほか〕
著者等紹介
黒川隆介[クロカワリュウスケ]
十六より詩を垂らし定職就かずまま呼ばれては何処までも狼煙の行方に立ち尽くしたままでいる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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