出版社内容情報
本書のテーマは、個々人異なる身体特性を理解し、その特性を最大限に活かすことによってゴルフへの取り組みを行う、従来とは異なるまったく新しい考え方です。
これまでのゴルフへのアプローチは、主に「スイングフォーム」に焦点があてられてきました。多くのスイング理論は、特定のスイングの「型」にはめ、誰もが同じカラダの使い方をするべきだと仮定してきました。トレーニングや肉体改造においても同様で、「理想的なスイング」の達成をゴールとする趣旨で行われています。
しかし、毎年のように最新のスイング理論が提唱されるなかで、スイングの迷い、怪我、そしてゴルフの楽しさを損なう事例が発生していると感じています。この背景には、指導者の多くが身体特性や運動感覚はすべての人に共通であると仮定している問題があります。自分にとって当たり前にできる「動作」や「感覚」が、他の人も共有できるものであるという前提で語ることが多く、それだと他の人がなぜできないのかを理解することが難しくなってきます。
本書で提唱するのは、「型にはめない」アプローチです。ゴルフは複雑な動きを要するスポーツであり、一人ひとりのカラダは異なります。そのため、すべてのゴルファーにひとつの理論やカラダの使い方を適用するのは非現実的です。一人ひとり異なる「身体的特性」や「動作(モーターコントロール)」があり、最適なスイングとは、個々人の身体特性に応じて異なるべきなのです。
<推薦コメント>
畑岡奈紗(LPGAプレーヤー)
「髙田先生のおかげで自分のカラダの特性に合ったスイングが明確になり、カラダにストレスなくゴルフに取り組むことができるようになりました!」
青木竜弥(IPMA国際予防医療協会代表理事/銀座予防医療クリニック院長)
「『健康寿命を延ばすための確かな指針』。予防医療の現場から見ても、髙田先生のPRIISM Golfは非常に理にかなったアプローチです。〝型にはめる?のではなく、一人ひとりの〝カラダから診る?。それこそが怪我を防ぎ、パフォーマンスを上げる本質です。教科書にはない解説は、ゴルファーはもちろん、すべての方に読んでいただきたいです」
内容説明
一生健康、一生プレー。最短&確実、誰でもできるスコアアップ法。カラダができないことは、コースではやらない!
目次
第1章 人はそれぞれ異なる
第2章 動作はパターン化されている
第3章 PRIISM Golfフィジカル・アセスメント 自分を知るところから始める
第4章 四禁ゴルフ やってはいけないことをやらない
第5章 目標設定と取り組み方
第6章 型にはまらない 自分に合ったスイングとは
第7章 怪我とトレーニングの問題
著者等紹介
〓田洋平[タカダヨウヘイ]
PT,DPT,OCS,SCS,CFMT,PRC,CAOPT,CSCS,Cert.DN.滋賀県生まれ、千葉県育ち。2002年にゴルフをはじめとするスポーツ医療・リハビリを学ぶため米国留学。2005年バージニア州シェナンドー大学を主席卒業。2008年コロンビア大学院にて理学療法博士課程(Doctor of Physical Therapy)を優等卒業。その後トロ大学で2年間の整形、手技療法の臨床研修プログラムを修了する。コロンビア大学病院勤務、アルバートアインシュタイン病院勤務を経て、2014年にニューヨーク・マンハッタンに「Funcphysio Physical Therapy」を開院。現在はテキサス州ダラスでも活動拠点を築き活動をしている。2024年には東京都品川(大崎)に「PRIISM Golf Lab Tokyo」をオープンし、プレーヤーだけでなく、医療従事者を含む各プロバイダーに新たな体験を提供している。ゴルフ分野においては、アマチュアからトップアスリートまで身体のケアとパフォーマンス向上のサポートをしている。また、PGA Metropolitan Sectionなどセミナーや大学院での講義など数々のゴルフ関連や医療関連のレクチャーを務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。