こうやって作家は言葉を紡ぐ

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こうやって作家は言葉を紡ぐ

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  • サイズ 46判/ページ数 504p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784408651392
  • NDC分類 910.26
  • Cコード C0095

出版社内容情報

直木賞作家・小川哲が贈る、言葉の深淵に触れる一冊!
『言語化するための小説思考』をさらに深めたい読者にとって、まさに待望の内容になっています。

私たちは日々、言葉にできない「モヤモヤ」を抱えて生きています。悲しいけれど、単純な「悲しい」とはどこか違う……そんな正体不明の感情を、なぜ作家は鮮やかに言い当て、一つの感動的な物語へとつなげることができるのでしょうか。
その秘密は、決して魔法のようなセンスや才能だけではありません 。本書の著者である小川哲は、それが「頭の中の組み立て方」にあると説きます。小川哲が、14人のトッププロたちからその「手の内」を徹底的に聞き出し、私たちが日常生活やビジネスの場で今日から活用できる技術として体系化しました。

一般的な文章術の本が「正しい日本語」や「きれいな文章の書き方」を教えるのに対し、本書の焦点は「書く前の頭の動かし方」にあります。
・「あの感情」の正体を知る:名もなき感情に言葉を与えるプロセスを公開。
・日常を設計する:バラバラな出来事を「意味のある物語」へと変える設計図の書き方を伝授。
・多様な方法論:14通りの異なるアプローチから、自分に合った方法が見つかる。

超豪華な対談ラインナップ
PART1 何を書きたいのかは、こう見つける
中村文則、万城目学、飛浩隆、大森望

PART2 だれの目で見るかで、物語は変わる
高瀬隼子、尾崎世界観

PART3 バラバラの出来事を、物語に変える
葉真中顕、京極夏彦、呉勝浩、今村昌弘、佐藤究

PART4 伝わる文章は、こう書く
町屋良平、魚豊

この本を特におすすめしたい方
・自分の気持ちを言語化したい方:心の中のもどかしさを言葉に変えたいビジネスマンや学生。
・発信に悩むクリエイター:SNSやnoteで、ネタがまとまらずに悩んでいる方。
・物語の裏側に興味がある方:プロがどう世界を観察し、設計しているのかを知りたい方。

500ページ超えという圧倒的なボリュームで語られるプロの知恵。


【目次】

内容説明

あなたが何気なく読んでいた一文にも、目に見えない思考の痕跡がある。なぜこの順番なのか。なぜこの視点なのか。なぜこの言葉なのか。本書は、言葉を生み出すプロセスに潜む「思考の動き」を解体する。

目次

0 作家の頭の中は、こう動く(小川哲の創作遍歴と創作術 渡辺祐真(聞き手))
1 何を書きたいのかは、こう見つける(書きたいことは、書きながら「無意識」に教えてもらう 中村文則;成功体験より、自分の「うまくいかなさ」を書いてみる 万城目学;読者を意識する前に、まずは「自己救済」のために書き始める 飛浩隆・大森望)
2 だれの目で見るかで、物語は変わる(「本当のこと」は面白くない。日常を物語に変える「視点」と「嘘」の混ぜ合わせ方 高瀬隼子・渡辺祐真(司会)
想像で書くのをやめて、自分の「立っている場所」から見える景色を書く 尾崎世界観)
3 バラバラの出来事を、物語に変える(「成長してボスを倒す」というゲームの構造を借りてみる 葉真中顕・渡辺祐真(司会)
「プロット」は作らない。あらかじめ決めた「ルール」に従って出来事を配置する 京極夏彦
バラバラな情報を出す順番は、読者の「感情曲線」で決める 呉勝浩・今村昌弘
複雑すぎる出来事を一つの世界にまとめる「ジャングル」の作り方 佐藤究)
4 伝わる文章は、こう書く(文章にリアリティを出すために「おしゃれな言葉」ではなく「普通の言葉」を使う 町屋良平・渡辺祐真(司会)
漫画の「コマ割り」のように、読点と改行で文章をデザインする 魚豊・渡辺祐真(司会))

著者等紹介

小川哲[オガワサトシ]
1986年、千葉県生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程中退。2015年、『ユートロニカのこちら側』でデビュー。『ゲームの王国』で日本SF大賞、山本周五郎賞を受賞。『地図と拳』で山田風太郎賞、直木賞、『君のクイズ』で日本推理作家協会賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

Akirajimusyo

3
こんな対談が行われていたなんて都会は羨ましい。なんとも贅沢な面々。小川哲が好きなら絶対好きな対談相手しかいない。特に呉勝浩と佐藤究、飛浩隆、万城目さんは意外性があったし、高瀬さん、町屋さんとの純文学論もよかった。いやもう全員よかった。新書→エッセイ→対談集と堪能しました。早く新作読みたい。2026/06/12

koji

3
小川哲のゲンロンでの対談をよく視聴している身としては、嬉しい一冊。ゲンロンは一定期間を過ぎると視聴できなくなる為、佐藤究や飛浩隆や京極夏彦など気になる対談が見れなかったので、ようやくお目にかかれた。やはり小川哲のMC力は大したものであり、どの対談相手からも面白さを引き出している。小川哲の構造を見通す力と構成する力はさすがである。2026/06/07

ちぃ

3
小川さんの書く文章が好きだから、対談なら読むより耳で聴きたいな……と思いつつ買ってしまうファン心理。結果おもしろかった。作家の作品に対する考えが深すぎる。小川さんと京極さんの対談はもはや何を言っているのか分からなかったけど、万城目さんも分からなかったようなので、じゃあ仕方ない。小説を読むのも好きだけれど、こうして作家の考え方や物の見方を知るのも楽しい。2026/05/31

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