永遠の三島由紀夫

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永遠の三島由紀夫

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  • サイズ 46判/ページ数 456p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784408651217
  • NDC分類 910.268
  • Cコード C0095

出版社内容情報

三島研究の第一人者たちが絶賛!
三島由紀夫が若き著者に託した「最後の言葉」とは?

「本書は二つの至純の魂の対話記録であり、
またここから展開される文学論である」
(作家/筑波大学名誉教授)

「幾多の三島由紀夫論を私も読んできたが、
このように感動と戦慄をもって
読んだ本は初めてである」
(文芸批評家――富岡幸一郎)

***********

著者の執行氏は高校時代、
すでに作家としての地位を確立していた
三島由紀夫氏と出会い、
それから世代を超えて
文学論を交わす仲となった。
そして、著者が大学1年の時、
三島由紀夫氏の自決の日を迎える。

本書はそれまでの4年にわたる
二人だけで交わした文学論であり
人生論の実録だ。

二人だけの「私信」であるがゆえ、
長く秘されてきたが、
混迷する現代の日本に
三島氏の目指した境地を伝えるべく
生誕百年のこの機に出版に踏み切った。

最晩年の三島が思い描いていたこと、
そして、若き日の執行青年に
最後に託した言葉とは何だったのか。
三島由紀夫が読み継がれ、
語り継がれる限り、
日本民族は死なない――。

そんな思いを強くする一緒である。

【内容紹介】
序 章 忘れ得ぬ日々
第一章 不条理への渇望──救済の形而上学
第二章 スサノヲの現成──神話の地上的展開
第三章 ギリシャ的晴朗── 自由への渇望
第四章 アポロンの巫女──月の沙漠
第五章 憧れに死す──生と死の狭間で
第六章 恋闕の詩情──王陽明逍遥
第七章 反文学への道──虚無の創造
第八章 人類の終末──文学における終末論
終 章 その最後の言葉

特別寄稿 夏日烈烈(竹本忠雄)
解題 救済の終末論へ(富岡幸一郎)

内容説明

命を懸けて目指した、その「憧れ」に迫る。死の直前、執行青年に託した「最後の言葉」とは―?

目次

序章 忘れ得ぬ日々
第一章 不条理への渇望―救済の形而上学
第二章 スサノヲの現成―神話の地上的展開
第三章 ギリシャ的晴朗―自由への渇望
第四章 アポロンの巫女―月の沙漠
第五章 憧れに死す―生と死の狭間で
第六章 恋闕の詩情―王陽明逍遙
第七章 反文学への道―虚無の創造
第八章 人類の終末―文学における終末論
終章 その最後の言葉
資料
特別寄稿 夏日烈烈(竹本忠雄)

著者等紹介

執行草舟[シギョウソウシュウ]
昭和25年、東京生まれ。立教大学法学部卒。著述家、実業家。生命の燃焼を軸とした生き方を実践・提唱している生命論研究者。また、独自の美術事業を展開しており、執行草舟コレクション主宰、戸嶋靖昌記念館館長を務める。蒐集する美術品には、安田靫彦、白隠、東郷平八郎、南天棒、山口長男、平野〓等がある。魂の画家・戸嶋靖昌とは深い親交を結び、画伯亡きあと全作品を譲り受け、記念館を設立。その画業を保存・顕彰し、千代田区麹町の展示室で公開している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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パトラッシュ

122
頭脳明敏で純粋な皇国少年の三島由紀夫は、嘘で塗り固められた戦後に人間の汚さを思い切り見てしまった。その絶望を文学として発表してきたが、小利口で豊かになった日本人は『鏡子の家』以降は三島作品を認めなくなった。死んだ生を生きる日本への嫌悪から真剣に死を考え始めたところへ、自分同様に葉隠に心酔する文学少年と出会ったのが天命と思えたか。失われた理想の美、真剣に生き切ろうとする者の最後の輝きとしての芸術を、小説や戯曲ではなく生の言葉で彼に教えたのだ。十字架にかかる覚悟が定まったキリストが、弟子に教えを伝えるように。2025/04/25

無能なガラス屋

5
「『葉隠』の言う「死に狂い」や「忍ぶ恋」が始まると、「恐ろしい美」が生まれ「恐ろしい孤独」が生まれるのです。この強烈な孤独の中に入っていく生き方が、『朱雀家の滅亡』で描かれたものなのです。主人公の朱雀経隆の「どうして私が滅ぶことができる。夙うのむかしに滅んでいる私が」という台詞が最後にある。それを三島先生が取り挙げて、「これだけの恐ろしい孤独の中を生ききることのできる人間は、人生の初めにまず死んでいなくてはならない」と仰ったのです。」2025/02/05

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