山の向こうから水を引け! 地図と地形でわかる日本の川と流域外分水

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山の向こうから水を引け! 地図と地形でわかる日本の川と流域外分水

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  • サイズ A5判/ページ数 176p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784408650609
  • NDC分類 517.21
  • Cコード C0025

出版社内容情報

トンネルで水を山の向こうへ!
地図と写真でわかる、学ぶ。農業・工業のための国土造り

●郷土の農業・工業を知る学習に
●日本の地理を「相対的に」理解するために
●日本の国土と開発の歴史を知るために

本書は、いままでになかった「地図と地形で、日本の国土造りがわかる本」です。なぜこの地域が豊かな水田地帯になったのか。なぜこの地域に工業が発展したのか。それらを「育てた」水の分配を、豊富な地図と写真で、わかりやすく解説します。

農業は国家の基本の一つ。江戸時代、あるいはその前から、全国で、農業のための水の確保をめぐってさまざまな努力がなされてきました。時には対立もしながら、明治以降、近代的な土木開発で、見違えるような成果を上げてきました。現代の都市生活者は実感を持ちづらいですが、工業や災害対策という目的も加わり、その事業は現在もなお行われています。

それらは、物語としては語られても、土地勘もあまりない他地域の人にはわかりづらいものでした。そこで、本書では「立体の地形がわかる地図」を駆使し、直感的にわかるように工夫しています。加えて、地質やその特徴にも触れることで、総じて地学的な関心を育てられるようにしています。

【本書が採り上げた10の流域外分水】
安積疏水(福島県/猪苗代湖の水で「不毛地帯」の那須開拓)
両総用水(千葉県/房総半島南東部まで利根川の水を引き、水田を広げる)
深良用水(神奈川県・静岡県/芦ノ湖の水を外輪山の外に出す)
うそぶき放水路(山梨県/河口湖の水を相模川へ)
愛知用水(長野県・岐阜県・愛知県/木曽川の水を知多半島先端、その先の島嶼部まで行き渡らせる知恵)
吉野川分水(奈良県・和歌山県/和歌山県に流れ出す水を奈良県へ)
愛媛分水・香川用水(四国四県/吉野川の水を瀬戸内へ)
福岡導水(福岡県・佐賀県/水に乏しい福岡都市圏と筑紫平野へ筑後川の水を渡す)
通潤用水(熊本県/阿蘇の高原を潤す)
宮古用水(沖縄県/宮古島の地下にダムを作り水を溜めて島全体へ)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

skunk_c

62
「はじめに」に「クルマで山道を走って峠を越える時、長いトンネルを抜ける時は『流域が変わったな』」とあり、まさに自分と同じ感覚と思った。よって非常に興味深く、一気読みした。地図にきちんと縮尺・メジャーが添えられているのも良い。愛知用水のようなメジャーなものだけでなく、四国の愛媛分水、香川用水など自分が知らなかったものもあった。特に愛媛分水は先日入り口までで時間切れ断念した別子銅山との関連も深そうなので、いずれじっくり訪ねてみたい。残念だったのはp.70あたりで河口湖が芦ノ湖に化けていること。惜しいなぁ。2024/11/04

yyrn

26
多くの労力を費やして本来の流域から分水し他所の流域に水を供給している全国10地域の疎水・用水・導水が取り上げられていて、流域外分水を求めなければならなかった当地の事情や決断者の心情、それを成し遂げようと奮闘した先人たちの苦難の歩みが、詳細なルート解説(こちらがメイン)とともに記されていて、また地図もよく考えられていて土地勘がなくてもイメージしやすく、地形好きの私にはとても面白い本だった。▼山の向こうに水を通そうと出入口双方から人力で同時に1200mも掘り進んだ!それも直線ではなく曲がりくねって!それが⇒2024/11/27

PETE

5
すごい濃い本がTLに流れて来たと思ったら、ダムカードの仕掛人だった。写真と地図・地形図との対応を徹底的に取ってくれるのはありがたい。箱根用水、通潤橋など、教科書で読んだ水路の調査は楽しかったし、自分が子供の頃の教科書には載っていなかった沖縄の地下ダムが、その歴史も含めて掲載されているのも素晴らしい。 難を述べるなら、通潤橋を掲載したら、流域内の用水で素晴らしいものは沢山あるのではということ。次の取材を期待します。2024/11/02

らすた

1
関心あるタイトルで衝動借り。 いろんな工夫や設備を興味深く見ました。 ただ、載っている分かりやすい事例よりも、日本中の山で人知れず繋がっている水路がどんな意図なのかを知りたく、その点は書かれていなかったのが残念でした。2024/11/05

takao

1
ふむ2024/10/13

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