内容説明
上杉景勝の執政として「義」と「仁愛」を指針に行動した直江兼続。しかし、策謀渦巻く戦国時代を生き抜くには、決してそれだけでは済まされなかった。兼続には「怜悧な現実主義者」としての側面があった。兼続の郷土・新潟や山形の古史料から、これまで注視されてこなかった記述を掘り下げ、主君・景勝や心の師・謙信、秀吉や家康、三成、前田慶次郎、愛妻・お船らとの関係を通じ、新たな兼続の実像を検証する。
目次
義と仁愛を貫いた直江兼続の「光と影」
第1部 素顔の直江兼続全生涯(兼続の「知られざる素顔」;兼続の命運を左右する「出会い」)
第2部 兼続と「そのとき」(兼続と上杉景勝;兼続と上杉謙信;兼続と豊臣秀吉;兼続と徳川家康;兼続と石田三成 ほか)
著者等紹介
小菅宏[コスガヒロシ]
出版社(集英社)で週刊誌・月刊誌の編集者を経た後、1990年に独立(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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