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内容説明
中国の紅い星・毛沢東の生涯を、骨太な筆致で描く!1971年に漫画サンデーで発表された「革命家シリーズ」第1弾。30年の時を経て、オリジナルデザインを再現して復刻。
目次
第1章 火花
第2章 立志
第3章 道標
第4章 結党
第5章 紅軍
第6章 朱毛
第7章 転生
第8章 長征
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
keroppi
69
私が持っているのは、昭和46年刊の初版本。藤子不二雄にAの記載がないのだが、読書メーターにはそれが見つからないので、これで記録しておく。作品が描かれた時代背景から、毛沢東をヒーロー化していて、今読み返すと物足りなさと描写の一面性を感じてしまうが、この当時、藤子不二雄がこんなリアルな作品を描くんだと衝撃を受けたものだ。革命軍が立ったのは武漢だったそうだ。今、現在の中国を毛沢東が見たらどう思うのだろう。天安門広場に安置されている毛沢東の遺体を十数年前に見たのを思い出す。2020/06/15
臓物ちゃん
7
同じ革命家シリーズでも水木しげる『劇画ヒットラー』が哀愁すら漂う小市民としての総統を描いていたのに対して、こちらは「すっごぉ〜いッ!清朝や国民党軍に邪魔されても突進をやめないッ!毛沢東ッ!なんという爆発力なんという根性まるで重機関車ですッ!」という終始パワフルな調子で主人公が中華人民共和国成立にむけて時代を突進するアツすぎる傑作。まぁ共和国が誕生するまでは良かったんだけどね……という史実を知っているこちらの憂慮さえも軽々と跳ね飛ばすような面白さ。藤子不二雄A先生の天才っぷりを改めて感じさせる一冊。2022/07/01
フロム
7
A先生の力作。中国で初めて共産党宣言を訳したのが陳望道等当時の事情を考えると滅茶苦茶よく調べている。 本著を読むと藤子不二雄をレジェンドなんでなったんだかよく分かる。すごいよ意気込みが。因みにシリーズで刊行されているのだが、同シリーズに組み込まれてるのが水木先生の劇画ヒットラー。2017/04/23
古川
6
毛沢東伝といいつつ長征までで終わっている。毛主席がすごいのはむしろここからというところなのだが。内容としては中国政府の公式見解どおりのきれいな毛主席であり、物足りなくはあるが、絵は勢いがあって楽しいし、それに、さほど思想的な人物とも思えない藤子不二雄Aにさえこんな劇画を書かせてしまうほど共産主義に影響力があった70年代に思いを馳せることはできる。2016/07/18
nas
5
図書館。毛沢東が主席になるまでの話、不屈の人物的な凄さは出てるんだけど全体の動きがいまいち分かりづらかったな。説明はされてるはずなんだけどあんまり頭に入ってこないというか方針部分を文章でさらっと行かれるので今どこに向かって何をしようとしてるんだっけかというのが分からなくなる。ただまぁこの時の中国の話を漫画で読んだことはなかったので新鮮で良かった2024/05/17