内容説明
宵闇迫る上野不忍池で、女性の刺殺死体が発見された。事件現場から逃走したらしい長身の男性の姿が目撃されていた。判明した被害者の身元から、その背後にある複雑な人間関係が明らかになってきた。そして複数の容疑者が捜査線上に浮かび上がってきた。しかしその誰もが完璧なアリバイを主張していたのだ。容疑者たちの供述のほつれを見出さなければならない。
著者等紹介
津村秀介[ツムラシュウスケ]
昭和8年12月7日、横浜生まれ。編集者・ルポライターなどを経て、昭和57年『影の複合』を栄光出版社より刊行し、作家活動に入る。アリバイ・ミステリーの第一人者として多くのファンを持ち、テレビドラマ化された作品も多い。平成12年9月、永眠(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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