内容説明
中国・青海省に端を発した新型ウイルスは、アメリカ、日本、ヨーロッパと全世界に感染爆発し、たくさんの死者が出ていた。ウイルスの発生地である中国をアメリカが空爆したことで、国連では両国の間で激しい議論が交わされ、緊張状態がつづいた。日本でも、汚染された東京から疎開しようと、主婦が子どもたちを連れて車で移動するが、行く先々で感染者と接触するため、混乱と恐怖が消えない。そのころ、ＷＨＯ（世界保健機関）から派遣されて中国入りしていた調査チームは、感染を防ぐワクチンの開発を進めていた。はたして感染爆発は止められるのか―。
著者等紹介
子竜螢［シリュウケイ］
１９５４年１１月２５日、富山県高岡市生まれ。会社員や商店経営を経て、１９９６年『不沈戦艦紀伊』（全１６巻学研刊）でデビュー。著書は４０作品を超え、大胆な展開ながらも細やかな人間模様の描きこみで多くのファンを魅了。第２回の「歴史群像大賞」（学研主催）では、奨励賞を受賞した。現在、「ＦＭラジオたかおか」のパーソナリティーとしても活躍中（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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