内容説明
「秋の宮島、紅葉と美食の旅」ツアー一行が宿泊したホテルで、女性の転落死事件が起きた。死体を発見したのは、ツアーに同行していた旅行代理店の調査員・美代川麗子。麗子はその女性と一年前に出会っていた。女性は、何かを祈るように宮島にある乳地蔵を拝んでいたのだ。そのことと今度の事件は関係があるのか?また、死体は右手にはがき大の新聞紙を握りしめていた。そこに書かれていた記事は事件と関係があるのか?疑惑を抱いた麗子は調査に乗り出した。やがて、輸入食材をめぐる取引の秘密が明らかになる。だが、その関係者も殺されてしまった―。
著者等紹介
金久保茂樹[カナクボシゲキ]
1947年、東京生まれ。紀行作家、料理評論家などを経て、1999年に作家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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