内容説明
『ブルートレインで行く、九州三泊四日の旅』の下見で大分・由布院温泉に出張した美代川麗子が、偶然殺人事件の死体を発見した。殺されたのは、由布院温泉で高級和風旅館を経営する黒木潤一郎。顔に神楽の鬼の面をつけ、死体のそばにはスケッチブックが残されていた。持ち前の好奇心から、麗子は独自に捜査を始める。やがて容疑者が浮かんできたが、その人物には完璧なアリバイがあった。職場の同僚である元警察官・黒岩の協力を得て、麗子がアリバイ崩しに挑む。書き下ろし旅情ミステリー。
著者等紹介
金久保茂樹[カナクボシゲキ]
1947年、東京生まれ。紀行作家、料理評論家などを経て、1999年に作家デビュー。旅情、美食、鉄道トリックの興趣が支持を集める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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