内容説明
年末年始の休みを平瀬玻奈子と一緒にすごすため、京都にやってきた宮之原警部。法然院の近くにある女優・波岡あかりの家を十日間借りることになっていたのだ。だが、細雪の降る中その家に到着した二人が見たのは、腹を刺されて血まみれになったあかりの死体だった。顔なじみの京都府警・魚津刑事とともに宮之原が捜査に乗り出す。あかりの人間関係をたどっていくうちに、映画界の欲望の構図が明らかになって…。
著者等紹介
木谷恭介[コタニキョウスケ]
1927年、大阪生まれ。私立甲陽学園卒。浅草の劇団「新風俗」、「三木トリロー文芸部」などを経て、ルポライターとして活躍。1977年頃より風俗営業の女性を題材とした小説で一躍注目を浴び、その後『赤い露の殺人行』で旅情ミステリーの分野に進出。近年は宮之原警部が活躍するシリーズが人気を得ている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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