内容説明
長野県北部、「塩の道」と呼ばれる街道沿いの町で殺人事件が起きた。殺されたのは、青木湖のホテルに泊まっていた実業家。一緒にいたボディーガードから身を離した隙に狙われたらしい。地元の新聞記者が事件の取材を始める。しかし、今度はその新聞記者が新潟県の糸魚川で殺されてしまった。連続殺人の背後にあるものはなにか？やがて、容疑者と思われる人物が浮かぶが、なかなか確証がつかめない。宮之原警部の出番がやってきた―。
著者等紹介
木谷恭介［コタニキョウスケ］
１９２７年、大阪生まれ。私立甲陽学園卒。浅草の劇団「新風俗」、「三木トリロー文芸部」などを経て、ルポライターとして活躍。１９７７年頃より風俗営業の女性を題材とした小説で一躍注目を浴び、その後『赤い露の殺人行』で旅情ミステリーの分野に進出。近年は宮之原警部が活躍するシリーズが人気を得ている（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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